レンズフード逆付けって結構見る
カメラあるあるだと思うのですが、カメラ買うと他の人がどんなカメラ使っているのか気になりますよね。
スナップ撮影とかでカメラ持っている人とすれ違うと「おっ!○○だ」とついつい考えてしまいます。
観光地や有名な撮影スポットになどに行くと当然カメラを持っている人に多く出くわすわけですが、よくレンズフードを逆につけたまま撮影している人を見ます。
最初はそこまで気にならなかったんですけど、あまりにもよく見るので気になって気になってやばいです。
今回の記事はそんなもやもやを吐き出すだけの記事です。
レンズフードを付けるメリットとデメリット
「そもそもレンズフードって何の意味があるの?」という方も珍しくないため、簡単にレンズフードを装着するメリットやデメリットをまとめたいと思います。
メリット
いわゆる一般的に言われているレンズフードを装着するメリットです。
メリット1:フレアやゴーストを軽減する
レンズフードを装着する一番のメリットはフレアやゴーストを軽減してくれることにあります。
レンズフードによって光の入り方をある程度制限することで不要な光をカットします。
特に逆光での撮影みたいに太陽からの光の影響が強い環境だと、レンズフードをつけることによるメリットは大きくなります。
ソフトの方でフレアとかゴーストを消すって方法もありますが、その頻度が多くなるとストレス溜まりますし、100%防ぐということではないにしても発生の可能性を下げてくれるなら装着するに越したことはないでしょう。
メリット2:レンズを保護してくれる
これ結構助けられている人多いのではないでしょうか。
特に観光地など人が多い場所で撮影をする時には気をつけていても他人とぶつかってしまうことは起きてしまいます。
そんな時にレンズへ直接衝撃がくると最悪レンズの破損につながる可能性もありますし、ぶつかった側もなんとも言えない気分になるでしょう。
雨の時はレンズ表面を雨から守ってくれますし「レンズを保護する」という観点からも常日頃装着することをおすすめします。
また、想像したくないですけどレンズを落としてしまった時にフードから落ちることで、レンズの身代わりになってくれることもあります。
「レンズフードは壊れたけどレンズは無事だった」というのならばレンズフード代くらい安いものです。
デメリット
個人的にはデメリットって感じてないんですけど、強いてあげるとするなら下記の内容がデメリットになるかもしれません。
デメリット1:装着に手間取る時がある
装着に慣れていない場合は「よし撮影開始するぞ!」と意気込んてから少しタイムラグが発生するかもしれません。
「レンズフードを付ける」というワンアクションが発生するため、めんどくさがりの人はもしかするとこれだけでNGになるかも。
撮影が終わってからカバンにしまう際も同様のアクションが発生するので「とにかくサッと出して、すぐカバンにしまいたい」という人にはスタイルに合わない可能性が高い。
デメリット2:見た目がゴツくなる
レンズフードを付けると当然のことながらレンズの全長が伸びるため、見た目がゴツくなります。
人によってはこのゴツさが嫌なのかも。
特に女の子は不用意にゴツくなるのは嫌でしょうし、「なんで小さいカメラ買ったのに大きくしなくちゃいけないの?」と思っているかもしれません。
レンズフードを逆に付けたまま撮影する時の不具合
レンズフードを使わなかった時のデメリットは上記のメリットが享受できないという点で落ち着くんですが、レンズフードを逆に付けている場合は更にデメリットが加わります。
撮影がやりにくくなる
普通に考えてレンズフードが逆についたままだとズームリングやピントリングが操作しにくいです。
レンズフードが邪魔をするので、スッと調節ができません。
レンズによってズームリングやピントリングの位置は異なりますが、多くのレンズは逆についたレンズフードとどちらかが被ってしまうことが多いと思われます。
「ズームもしない(あるいは単焦点)」「AF使うからピントリングも触らない」という縛り撮影をしているならまだギリギリ理解はできますが、私がよく見るひとはズームレンズですし、逆につけたまま焦点距離の調整もしているので「よくそんな状態でできるな」というのが率直な感想です。
もしレンズフードを使わないのなら
レンズフードを使わずに逆に付けたまま撮影するならいっそのことレンズフードは外して家に置いてしまった方がいいと思います。
だって何も効果のないアクセサリーをつけていて、かつ、撮影の邪魔になるとかもはやレンズフードがその場にある意味が無いからです。
というかレンズフードつけない派の人は結構います。※1特にオールドレンズやパンケーキレンズを使う人とか
レンズフードをつけると威圧感があるからとか、いちいち装着するのが面倒だとか色々理由はあると思いますが、レンズフードをそもそもつけないという人なら今回のようなもやもやは起きません。
最初からレンズフードを付けてない人に関しては別に気にならないですね。
レンズフードはあるならちゃんと付けよう
レンズフードって地味ですけど結構大切なアクセサリーだと思うんです。
たまに付属してないレンズとかありますけど、ほとんどのレンズにはレンズフードが付属しています。
それはつまりメーカー側としても「レンズフードを使う意味がある」と思っているからこそ付属させているわけで、そもそもデコレーションのような必要ないアクセサリーであれば全部別途購入になると思うんですよね。
というわけで、レンズフードを逆に付けて撮影している人を見る度に「使わないなら使わないで家に置いてくればいいのになあ」と常々感じるのでした。
「人それぞれなんだからほっとけ」と言われてしまうとぐうの音も出ませんが。
補足説明
↑1 | 特にオールドレンズやパンケーキレンズを使う人とか |
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コメント
フードを逆に付けたままというのは、どうしても必要な時は付けるけどそうで無い場合は付けない、というスタイルの人だと思いますよ。
レンズから外してフードだけ運ぶと場所をとって仕方がないですから「使うこともある」スタイルの人は持ち運ぶためにレンズに逆さまに付けっぱなしになるのは必然かと
確かにそのような運用方法の方はレンズを逆につけたまま移動をすることは多いそうですね。