GRⅢのセンサーにのったゴミがダストリムーバルだけで無くなった話

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カメラ

一眼タイプのカメラであればセンサーの清掃はしやすいですが、コンデジタイプのカメラとなると自分で清掃をするのはほぼ不可能です。

GRⅢももれなくそのようなカメラとなりますし、何より高級コンデジの部類に入る金額となるため、メンテナンスをしながら長く使用していきたいと思う人がほとんどでしょう。

GRⅢ欲しいけどゴミついたらメンテ大変なんでしょ?と購入の二の足を踏んでいる方や、すでに購入した方で清掃の依頼を出そうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

 

※この記事で載せている写真はセンサーのゴミがわかりやすいように、Lightroomでかすみ除去をかけてコントラストも高めています。

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GRⅢにはダストリムーバル機能が入っている

GRⅢにはダストリムーバル機能が搭載されておりゴミを除去することができます。

引用元:RICOH GRⅢ

ダストリムーバル自体はGRⅢ以前からPENTAXのカメラで搭載されていたものとなり、今回はPENTAXから機能が輸入された形です。

GRⅢに入っているダストリムーバルは正確に言うとDRⅡと呼ぶらしく、初代のDRは手ぶれ補正機構を利用してセンサーからゴミを落としてようです。

DRⅡについてはセンサーの前にあるフィルターを圧電素子で振動させて除去しているとのこと。

このあたりの詳しい仕組みなどについては私は素人なので正直わからないことが多いですが、要するにセンサーが完全に剥き出しになっているわけではなく、フィルターとなっている部分を振動させてゴミを落としているとのことです。

とはいえ、GRⅢのセンサーにはゴミが入るんじゃないの?

結論から言えば入ります。実際私も今回ゴミが入って写真にデカデカと大きい影が写るようになりましたし…

元々GRシリーズはゴミ問題に悩まされていたユーザーが多かったらしくて、検索をかけるとGRはゴミが入るからその後買うのやめたという声が結構ありました。

GRⅢについても過去のGRシリーズの印象から買うのを控えている方もいるようです。

電源がオフの時はレンズが保護されるようにカバーがかかりますし、基本的には大丈夫だと思うのですが、撮影時はレンズ部分は剥き出しになっているのでそのタイミングでゴミが入る可能性は0ではありません。

このあたりはある程度の割り切りが必要になりますね。

GRⅢのセンサークリーニングを依頼するとどのくらい金額がかかるの?

具体的な修理の金額は実際に見積もりを出さないとわかりませんが、RICOHには簡易的見積もりを調査するページもありますので、そちらをご利用してみてください。

例えばGRⅢの清掃関係の見積もりをしてみると下記のようになります。

結構差がありますね…

GRⅢはセンサークリーニングをするためでも分解をするしかないので、ゴミといっても簡単に対応できるものから、パーツの交換をしなくてはいけないケースなどもあるのでしょう。

ただ、マックスでも56,000円ということなのでぎりぎり中古を買い直すよりは安いでしょうか。

ただ、実際にここまでの金額が正式な見積もりとして出てきたら、実際に依頼をするか悩んじゃいますよね。

色々と選択項目はあるので、ご自分でも調べてみたい方は簡易見積もりをしてみるのがおすすめです。

インターネット簡易修理お見積もり | RICOH IMAGING
PENTAX、RICOHのデジタル一眼、レンズ、デジタルカメラ、360度カメラの公式通販サイト。限定モデルもこちらからPENTAX、RICOHのデジタル一眼、レンズ、デジタルカメラ、360度カメラの公式通販サイト。限定モデルもこちらから

GRⅢのセンサーにゴミが入った!

で、ここから本題に入ります。まずはゴミがどのように入ったのかなど。

少し前に旅行に行っていたんですが、GRⅢで撮影した写真を見ると大きな黒い影が。

F8

これは明らかにゴミが入った時の写り方ですね。

でも広角側はGRⅢに任せていたので旅行中はとりあえず引き続きGRⅢを使い続けました。

F7.1

帰りの飛行機に乗る前に撮った写真ですが、なんとなく気持ち薄くなっていますけどまだはっきり写っています。

この時点で帰ったらセンサー清掃の依頼を出さなきゃなと若干凹んでいました。

帰宅後にピップアップリペアーの依頼をしてみた

清掃の依頼を出すには「店頭での持ち込み」か「ピックアップリペアー」どちらかを選択することとなります。

今回は便利そうなピックアップリペアーを使ってみようかなと思ったのでそちらを選択。

ピックアップリペアーは下記のURLから申し込みが可能です。

ピックアップリペアサービス | RICOH IMAGING
PENTAXとRICOHの公式直販ストア。カメラやレンズ、双眼鏡を買うならメーカー直販がおすすめ!3年間安心の長期安心サービスや送料無料配送、ポイント還元等、充実のサービスをご用意しました。アウトレット商品も随時入荷!

機種の選択や症状、ピックアップする日時などを入力して送信をすれば、あとは到着を待つだけです。

梱包関係のものも持ってきてくれるようなので、渡す機材だけ準備すればOK。

非常に楽ですね。

ゴミが入っていても気にせず普通に使っていたら段々取れてきた…?

スケジュールの関係上、ピックアップリペアーに引き取りに来てもらうまで一週間ちょっとあったのですが、その間に「ダストリムーバルしまくってたら取れないかな」と思い、部屋でダストリムーバルを連打して白い壁を撮影してゴミを確認することを続けていました。

そしたらなんとなくゴミが取れかけていることに気が付きます。

「もしかして気にせず使い続けていたらこのまま取れるんじゃない?」と思ったので、ゴミがついたままのGRⅢで休みの日も普通に使ってみることにしました。

F5.6

同じ箇所にゴミが写っていますが以前より薄くなってる気がします。

2つあるゴミのうち下の方はこの写真ではわかりにくいので別の写真でもチェックすると…

F5.6

あれ?片方消えてない?

「やっぱり気のせいではないのでは?確実にダストリムーバルで消えてるよねこれ」と確信したので、この後ピックアップリペアーはキャンセルの依頼を入れました。

ピックアップリペアーのキャンセルについて

これはダストリムーバルで消えていくかもと思ったので、とりあえずピックアップリペアーについてはキャンセルの手続きをしようと思いました。

申込時に到着をしたメールを確認してみるとキャンセルはウェブ上ではできなくて電話での連絡が必要になるとのこと。

それ自体は問題ないのですが、受付時間が平日の9:00〜17:00までとなっているため、土日休みの方は平日の仕事の合間を見つけてるのが必要です。

下記はピックアップリペアーで申込情報を照会するために聞かれた項目なのでご参考までに。

・名前と生年月日
・電話番号
・依頼した機種
・ピックアップリペアーの依頼日

多分これくらいだったと思います。

電話はすぐに繋がりましたし、照会してキャンセルが確定するまでの時間もそんなにかからなかったです。

ダストリムーバルを信じて使い続けたらGRⅢのセンサーからゴミが消えた

段々センサーのゴミが消え始めた写真は最初にゴミを見つけた時の写真よりもF値が明るい状態で撮っていました。

そのため、絞りの関係で見えにくくなってるんじゃないの?という疑念もあったのでもう少し絞った写真でも確認をしてみました。

F6.3

前回はF5.6で撮って上の写真はF6.3です。

正直そんなにF値の差無いじゃんと自分でも思いましたが、F5.6で写っていたゴミがF6.3で消えているんですから比較としては一応成り立つかなと。

GRⅢのダストリムーバルは思ったより優秀だった

最初にゴミが入っていることに気が付いたのは4月23日で最後の写真を撮った日付は5月4日です。

その間でだいたい60~70ショットくらいは撮ったのですが、私は電源のオンオフ時に自動的にダストリムーバルが起動するように設定しており、プラスアルファで暇な時にメニュー画面からダストリムーバルを何回か起動しました。

とはいえ、電源オンオフ時以外で起動させたダストリムーバルは10回前後だと思うので、基本的には撮影をしながら電源オンオフを繰り返しているだけでゴミがなくなった印象です。

当然、ゴミの入り方によっては今回私が体験したようなダストリムーバル機能だけでゴミをなくすことはできないかもしれないので、しばらく普通に使ってみてどうしても取れない場合やすぐにきれいにしたい人は素直にセンサー清掃をお願いするのがいいでしょう。

私が運が良かった可能性も否定できないですし。

ただ、コンデジが持つ「ゴミ入ったら修理面倒だよね」っていうネガティブな部分をGRⅢはある程度解消してくれることがわかったので今後もガシガシと使っていけそうな気がします。

みなさんも清掃依頼を出す前にしばらく普通に使ってみましょう。もしかしたらゴミがなくなっていくかもしれません。

余談:GRⅢにゴミが入らないようにする対策

GRⅢは電源がオフになっている時はレンズカバーでレンズ本体が露出しないようになっていますがゴミが入る時は入ります。

ただ、このレンズカバーはそこまで強固に保護しているわけではなく、指でちょっと触るとレンズカバーが動くことがわかります。

つまり、GRⅢを裸でカバンの中に入れておくと、中に入っている物が引っかかって、レンズカバーの一部が開きっぱなしになってしまう可能性があります。

そのため、使わないときはなるべくケースなどに入れてカバンに放り込むのが良いでしょう。

そんなにゴミまみれのカバンではなかったとしても、細かいゴミは多少は発生していると思うので、もしレンズカバーがちょっと開いていたらそこからゴミが入ってしまいます。

正直に気にしすぎたら使うのが段々億劫になってくるので、私は使わないときはケースで保護するくらいにしています。

GRⅢくらいのサイズだと純正ケース以外でも選択肢は多いので、自分の好きなケースを選びやすいというのは良いかもしれませんね。

プロフィール

Webマーケティング・ライター・カメラマンと幅広くお仕事させていただいております。
ガジェットやカメラ系の話題が多いです。

カメラは複数のマウントで運用中。
SIGMA・SONY・FUJIFILM・RICOH

お問い合わせは下記のメールまで
syabelog@gmail.com

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