Google Oneのリリースが発表
米国時間2018年5月14日にGoogleはGoogle Oneというサービスを発表しました。
このGoogle OneはGoogle Driveに取って代わる新しいクラウドストレージサービスで、Google Driveとの変更点は主に容量・料金を始め家族共有オプションの追加などがあります。
料金と容量の変更
今回の目玉(?)はなんと言っても料金とストレージ容量の変更です。
Google DriveとGoogle Oneの料金・ストレージ容量を比較すると下記のようになります。
gyazo.com*1
※10TB以上は同じなので2TBまでにしました。
GoogleD Driveの時は有料プランが100GB・1TB・2TBの段階がありましたが、Google Oneは100GB・200GB・2TBと変更がされています。
おそらく100GBでも足りないけどクラウドストレージを追加出来ない、あるいはしたくないという方に訴求するプランとなります。
実際スマホが普及してからおそらく皆さんの写真フォルダはどんどん満たされていってるでしょうし、時が経てば経つほど平均的な利用ストレージ容量が増えていくのは必然なのかもしれません。
そして個人的に嬉しいのが2TBが従来のプランよりも値段が落ちたということ。
こちらもおそらくヘビーユーザーへ向けてのプランとなるでしょう。
カメラの高画素化が進んでいるので正直1TBでは心もとないですが、2TBあればある程度心の平穏を保つことができます。
家族共有オプションについて
Google Oneからは家族最大5人までストレージを共有できるとのことです。
家族・親族で記念写真を撮った時にデータの受け渡しとか結構楽になりそうですね。
携帯電話もそうですが最近はシェアをさせるというのが流行っているんですかね。
いたずらにストレージを圧迫させたくないという大人の事情があるかもしれませんが。
Google Driveユーザーはどうなるの?
Google Driveで既に1TBの契約をしている方はGoogle Oneに切り替わった時に自動で2TBのプランに切り替わるそうです。
ただしGoogle Oneの提供自体が米国を中心に随時行われるらしいので相変わらず日本は後回しになります。
早くて今年の後半か来年の頭くらいになるんですかね。
他社のクラウドストレージと比較してみた
新しいGoogle Oneは結局お得なのどうなの?っていうのが気になったのでストレージ容量と価格を他のクラウドストレージと比較してみました。
gyazo.comストレージの選択肢に関してはGoogle Oneの方が幅がありますね。
他のクラウドストレージに関してはプランは2つまでですが、ストレージ機能に+αで付加価値を出している所が多いです。
それぞれのクラウドストレージに向いている人
Google One
gyazo.com200GBという内容を安価に使いたい場合はGoogle Oneが一番です。
OneDriveに関しては同価格帯で50GBまでですし、「スマホで写真はそこそこ撮るけどそこまでヘビーに使わないよ!」って方はGoogle Oneが良いでしょう。
後はGoogle系のサービスをどっぷり使っている人はやはりGoogle Oneが良いです。
Googleドキュメント・スプレッドシートなどの連携はGoogle Drive(現在の)が一番ですから。
あとはその上の2TB容量を安価に使いたい場合もGoogle Oneが一番。
ただし、基本的にストレージ機能のみとなるので単純にクラウドストレージをお得に使いたいというニーズを満たす場合におすすめ。
OneDrive
gyazo.com表だけ見るとOneDriveめちゃくちゃお得感ないですが、OneDriveの1TBプランには天下のOfficeソフトが付属してきます。
というかOffice365を使う人はOfficeソフトメインでOneDriveに関しては「そんなの付いてるんだねー」くらいの感覚でしょうか。
OneDriveは価格だけで見るとGoogle Oneに劣りますが、上記のようにOfficeソフト込みで考えると非常にお買い得。
なんだかんだでMicrosoft Officeはあらゆる場所で使われているのでOfficeソフトを結構使う頻度が高いならOneDriveがベターかと。
しかしOneDriveは同期エラーがちょくちょくあったり同期速度が遅いなどクラウドストレージの基本的な品質に関してはGoogle DriveやDropboxよりも悪いのであくまでOfficeソフトメインでクラウドストレージもお得に使えたら良いなという方にジャストミートするサービスです。
同期のし直しとかマジで面倒です。*2
gyazo.comDropboxも価格感はOneDriveと同様。
じゃあ高い方のプランは何が違うのってなるんですけど、DropboxのProfessionalプラン(¥2,400)はスマートシンクや全文検索などが可能になるというのが目玉かと。
スマートシンクというのはPC上でDropbox上のファイルを全て見ることはできるものの、ローカルのハードディスクを圧迫することなくできるというシステムらしいです。
Lightroomのスマートプレビュー的なやつでしょうかね。
こちらはDropboxをかなりヘビーに使うけど、モバイル用のPCにはあまり容量がないという方におすすめです。
最近はSSD128・256GBとかがスタンダードなのでやはりクラウドストレージのフォルダ全てをダウンロードするわけにはいかない…というパターンも多いでしょうし、出先で色々と資料を出す必要のあるフリーランスや会社員には便利に感じるはずです。
Dropboxは少しビジネスよりのサービス展開となりますね。
コストパフォーマンスを考えるならGoogle Oneが一番だった
改めて他のクラウドストレージとGoogle Oneを比較してみるとコストパフォーマンスが高いのはGoogle Oneっぽいです。
200GBと2TBのプランがめっちゃ丁度いいです。
多分クラウドストレージで有料プランを使おうと思っている人、あるいは既に使っている人の分析が良くできていると思います。
Officeソフトを使いたいとかスマートシンクを使いたいならOneDriveかDropboxになりますが、単純にクラウドストレージを使いたいという目的であればGoogle Oneはもっともお得な選択肢と言えるでしょう。
早く日本でも切り替わらないですかね。
毎回こういうのって日本は遅れるんですよね。
ちなみにGoogle Oneの情報をいち早く知りたいという方は下記のページでメールアドレスを記入するとすぐ情報がもらえるそうです。
リンク先:Google One Coming Soon
クラウドストレージ問題の加熱競争は最近落ち着きましたが、今回のGoogle Oneの発表でまたOneDriveやDropboxから乗り換えを検討する人が増えそうですね。
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www.syabelog.site*1:金額は2018年5月現在のもの