憧れのF2.8望遠ズーム
一眼を始めた人なら誰しもが憧れるF2.8通しのズームレンズ。
本当はニコン純正が欲しかったんですけど、価格面でちょっと見送り…
そんなお金がない私が向ける先はTAMRONとSIGMAです。
この2社も同じ焦点距離でF2.8のレンズがあります。
一つはTAMRONのA009
そして価格も純正と比べて安いです!(とは言っても高い買い物なのですが…)
今回はTAMRONを選んだわけですが、なぜSIGMAを選ばなかったのかという理由やTAMRONのレンズで撮影した作例なども載せつつお話したいと思います。
※2019年7月追記
現在はTAMRONとSIGMAともに上記のレンズの後継機が発売されています。
TAMRONはかなり評判も良いですよね。
SIGMAもSportラインということで堅固性や画質はかなり高くスポーツ写真だけではなくネイチャー系の写真家からも愛用されているようです。
ただめっちゃ重いですが…
TAMRONかSIGMAか
これは70-200F2.8のレンズに限らずぶつかる壁だと思います。
一般的にTAMRONは「暖色系の色・ポートレート向きのふわっとした絵作り」
対してSIGMAは「寒色系の色・カリッカリに解像感のある絵が作れる」
と言われてます。
まあ実際そういう作例は多いのかなと思いますが、私個人としてはTAMRONでも解像感が無いわけではないし、SIGMAでもふわっとした写真が撮影できないというのは無いと考えてます。
写真撮影はレンズだけでなくボディも関係してきますから、当然撮影をした時のボディの絵作りをもろに影響受けるわけで、Canonのポートレート写真家がTAMRONを使えばふわっとした絵ができあがるでしょうし、ネイチャー系の人がSIGMAのレンズを使えば絞ってカリッとした写真を作る傾向が多くなるでしょう。
結局最終的には撮影者の見せ方次第ということですね。
ただ、高い買い物ですし、実際に色々と触って決めようと思い、合計で3回~4回位ヨドバシでひたすらTAMRONとSIGMAの70-200を試写してました。
店員さんからしたら「あいつまた来てるよ…」」ってなってたかもしれません。
何度か試写をしているうちに「やっぱりTAMRONはNikonとズームリングの向き同じだし違和感なく使えるな」
「SIGMAの製品がTAMRONより劣っている」というよりは、今回は私の好みに合っていなかったというのが正しいです。
あとAFの合致の仕方がSIGMAよりTAMRONの方が良いかなと感じたこともあります。
どっちも速いんですけどなんとなくSIGMAは合致する前後でブレたりしてたので。
私が試写したやつの設定の問題かもしれませんが。
実際に使用してみて
使用した感想としては大満足です。
AFも速いし、食いつきも良いです。
重さも大きい割に軽く感じますので、数時間振り回すくらいなら耐えられます。
丸1日はちょっと厳しかも。
購入前に店で試写した時は店にある展示物を撮影することが多いかったので、AFの速さは確認済みだったのですが、動体での撮影にどの程度踏ん張れるのかというのはドキドキしながら購入しました。
そして実際に使ってみたところ動体でもAFは見事に食いついてきました。
200mm F8 SS1/320 ISO100
このレンズを購入した理由の1つとして室内スポーツ(特にバスケ)で使いたいというものがあったので食いつきが良いのは点数高いです。
個人的にはNikon純正のレンズにも負けない描写力だと思います。
価格も純正と比べるとかなり安いですから、満足度からのコストパフォーマンスを考えると非常に良い買い物をしました。
憧れのF2.8通しの望遠レンズですから所有感もありますしね。
純正至上主義の人からするとTAMRONやSIGMAのレンズは邪道なのかもしれませんが、みんながみんな純正の高いレンズを購入できるわけではありませんからね。
同じレベルのレンズが安く買えるのであれば、安く買うに越したことはありません。
その他作例
レンズの写りについてはつらつらと文章を書くよりは実際に見てもらった方がわかりやすいと思うので作例をいくつか載せます。
ちなみに…
今回買ったTAMRONの70−200mmは新型ですが、旧型も店舗によっては購入できます。
価格がめちゃくちゃ暴落してるので手ぶれ補正をいらないという方でしたらそちらの方がいいかも知れません。
まあ、昔は手ぶれ補正ないのが普通でしたからね。
ベテラン勢からしたら「手ぶれは甘え」と捉えられてしまうかもしれませんが、私みたいな素人にはやっぱり無いよりある方がいいです。
安心感ありますし。