iPad Pro・Surfaceユーザーから見たPixel Slateの魅力

Googleが新機種を発表

先日GoogleがGoogle純正の端末を発表しました。

スマートフォンではPixel 3、Pixel 3 XLの2機種、タブレット端末ではPixel State、その他にはGoogle Home Hubなどわりと満遍なく発表をした感じです。

特に気になったのがPixel Slate

今回の発表で気になった端末はPixel Stateです。

ぱっと見た感じは大きいAndroidタブレットという印象ですが、中身はChrome OSとなるのでいわゆるChromebookの領域に入ります。

Chromebookといえば最近私はASUSのC223NAを購入してかなり満足している結果となったので、2in1モデルのChromebookも非常に気になる。

そしてGoogle純正という部分も惹かれる。

Chromebook ASUS C223NAのファーストインプレッションレビュー

最近は久々にモバイル端末熱が復活しているので色々と10インチ前後の持ち運びやすい端末を買い漁っているわけでPixel Slateは触手が思わず伸びてしまいそう。

Pixel Slateの魅力

Pixel Slateのスペック

  • OS:Chrome OS
  • ディスプレイサイズ:12.3インチ
  • 画面解像度:3000 × 2000(293ppi)
  • CPU:第8世代Intel Core m3/i5/i7、またはCeleron
  • RAM:4〜16GB
  • サイズ:290.85 × 202.04 × 7.0mm
  • 重さ:721g
  • 端子類:USB-C × 2、キーボードコネクタ
  • カメラ:800万画素(背面・前面ともに同じ)

CPUやメモリなどを見ると最新のノートPCと遜色ないレベルでの作業の重さが期待できそうです。

また、USB-Cポートが2つあるのでモバイルバッテリーで電源供給をしながらでも空きのポートがあるのは嬉しいポイントとなります。

全体的にかなりiPad Proを意識している感じがします。

Pixel Slateの魅力

Pixel Stateの魅力としては2in1モデルで専用のキーボードが用意されていることがまず挙げられます。

このキーボードによってノートPCライクに作業をすることができます。

というかOSがChrome OSなのでほぼ通常のPCみたいなものなのですが。

以前私はAndroidタブレットでXperia Z4 Tabletをキーボードセットで利用していたことがありましたが、あれは通常のAndroidOSだったので複数のアプリを立ち上げる際のレイアウトの問題などがありましたが、Chrome OSであるPixel Stateは「キーボードが使える」という利点を最大限に活かすことができます。

Chromeに拡張機能を突っ込みまくればどんどんできることも増えてきますし、本当にほとんどのことには対応できるようになります。

ライバルデバイスとの比較

Pixel SlateはiPadやSurfaceをかなり意識している端末となっています。

なのでiPad ProとSurface Goと比べてみたいと思います。

iPad Proとの比較

iPad Proとの比較はGoogle側としても「どんどん比較してくれ」という感じでしょう。

個人的にはiPad ProよりもPixel Slateの方が色々な面で良い端末となっている気がします。

USB-Cのポートの数

まずはUSB-Cポートが2つあるということ。

iPadだとハブを使って複数使うことができるようですが、Pixel Slateの場合はその必要がありません。

片方で充電をしつつ、もう片方のポートを利用することができるのでアクセサリーを常に持ち歩く必要性がなくなり気持ち的には持ち運びが楽になります。

iOSとChrome OSの違い

iSOはiPad Proになったことで専用キーボードでのタイピングが快適に行えるようになりましたが、マウスに対応していないことが欠点として挙げられます。

対してChrome OS(というかAndroid)はマウスに対応しているので、Pixel Slateはマウスも組み合わせて使うことができます。

つまり本当にノートPCのように使えるということ。

iPad Proはタイピングに関してはほぼ不満はないのですが、マウスが使えなというのが地味に面倒。

手をディスプレイに持っていく動作が起きてしまうので何回か連続してその動作を行うと「ああ、PC使いたい」と感じることもあります。

また、Chrome OSだとアプリやブラウザのウィンドウを縦横無尽に配置することができるので、iPadのように2面で表示する(Split View)のが限界ということはありません。

色々とソフトを同時起動させてブラウザも行き来したい方はiPad ProよりもPixel Slateの方が運用的に性に合っていると思います。

重量に関してはiPad Proの方が良い

これまでの部分だけ見るとPixel Slateがものすごく万能な端末に感じるわけですが、良い所ばかりかというとそういうわけではありません。

端末の重量に関してはPixel SlateよりもiPad Pro(12.9)の方が軽量となっています。

・Pixel Slate

本体重量約721g + キーボード約486g

合計:1,207g

・iPad Pro 12.9:631g(Cellularモデルは633g) Smart Keyboard約408g

合計:1,039g

Pixel Slateが意外と重いです。

12インチなのずっと手に持って扱うことは想定していないかと思いますが、このサイズのタブレットを買ってキーボードを使わない人はいないでしょう。

そうなると必然的に1.2kgとなるわけで軽量スタイルとは言い難い重さになってしまいます。

iPad Proはまだ1kgギリギリ超えてるぐらいなので共用範囲かと。

もしも「全体の荷物を軽くしたいんだ」ということが割と重要なポジションを占めている場合は買った後に少し後悔してしまうかもしれません。

どうしてもChromebookが使いたいということでしたらPixel Slateが選択肢に入りますが、単純に「キーボードスタイルでも使えるタブレットが欲しい」ということならiPad ProかSurfaceシリーズを購入するのをおすすめします。

Surface Goとの比較

比較になるかどうか正直微妙ですが一応比べます。

そもそもSurface Goはサイズが10インチなのでPixel Slateよりも軽いことは確実ですし、WindowsのフルOSだからできることの幅は圧倒的にSurface Goの方が上です。

しかし、スペックに関してはPixel Slateが上回るので細かい挙動のストレスはPixel Slateの方が少ない可能性が高いです。

Surface Goは上位機種で悲願のメモリ8GBとなりましたが※1Surface3は上位でも4GB、CPUはPentium Gold 4415YなのでCore i7まで乗っけることができるPixel Slateには太刀打ちはできないでしょう。

ただサーフェスGoの最大の強みはWindowsのフルOSが積んであるということ。

人によってはスペックはそれなりでも良いからフルOSであることが一番重要と考える人もいるでしょう。

Chrome OSはiOSと比べてかなりPC寄りの作りですが、あくまでもChrome OSとなるので動かしたいソフトが使えないというケースは多々起こります。

特に仕事でも使いたいなら動作は重くてもとりあえずソフトを動かすことができるSurface Goの方を選ぶのがいいと思います。

Pixel SlateはSurfaceとiPad Proと食い合うか

色々とライバル機と比較をして見たわけですけど、SurfaceとiPad Proと食い合うかと言われると日本においては少し微妙です。

Chromebookは海外ではシェアがかなり高くなっていますが、日本ではギークが中心と買っている状況となるので、そもそもGoogleがPixel Slateを発表したこと自体広まってないですし※2Pixel3はキャリアが取扱をしたので知っている人は多いと思いますがSurfaceとiPadの市場に食い込めるかは結構厳しいと思います。

ただ、あくまでもこれは売上が上がるかという部分だけであって、スペックや扱いやすさなどに関しては十分SurfaceiPad Proと戦える、むしろ上回っている部分が多くあると感じています。

悲しいことに日本は発売未定の状態なので、買うには海外から輸入するしかないため本当にギーク向け端末。

しかし、Googleが日本の市場でも販売開始すれば面白いことになると思うんです。

真価を発揮するにはハードルが高いが明らかにiPad Proより夢がある

C223NAを購入して使い始めてからはChrome OSの可能性の高さと未完成さというを感じています。

アプリを画面上に複数起動して表示させることができたり、マウスに対応していたりなどPCライクで使うならChrome OSの方が圧倒的に便利です。

そして今はAndroidアプリも使うことができるようになっているので、使い勝手はChrome OS出始めよりもずっと使いやすくなっているはず。

しかし、iPadの強さ(というよりiOS)は市場規模が大きいためアプリ開発・最適化が優先的に行われているということ。

Chrome OSはAndroidアプリが使えると言っても全てがインストールできるわけではないし、インストールできたとしてもレイアウトが最適化されていないものが多くあります。

もったいない。非常にもったいない。

Pixel Slateのような素晴らしい端末が出ているのにそのポテンシャルを活かすことができないかもしれないのです。

ただ、GoogleがPixel Slateを出したということは「これからもChrome OSの開発に尽力する」という表明にもなるわけで、今後のアップデートによって、より快適なソフトウェアとなることを期待せざるを得ません。

iPadは好きだし日々使っている端末ですが、ハードウェア・ソフトウェアとしてはPixel Slateの方が夢が広がりそうな気がします。

「Windowsにするか、Macにするか」この問いかけは昔から行われている宗教戦争ですが、その2つの間にChromeOSが普通に食い込んで来るともっと面白くなると思います。

ユーザーの選択肢が増えることは良いことです。買いたい物が増えるので財布が軽くなりますが。

補足説明   [ + ]

1. Surface3は上位でも4GB
2. Pixel3はキャリアが取扱をしたので知っている人は多いと思いますが