最近レンズの話を全然してなかったので久々に。
このレンズはD750のレンズキットにもなっているので、持っている方は多いんじゃないでしょうか。
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: エレクトロニクス
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いわゆる標準ズームレンズの領域になるのですが、なにせ24-120mmという広範囲ですから個人的には標準ズームレンズと言うよりは高倍率便利ズームといった印象。
この領域のレンズはCanonの24-105mm F4も当てはまりますね。
Canon 標準ズームレンズ EF24-105mm F4L IS USM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2005/10/31
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これらのズームレンズの特徴はなんと言ってもF4通し。
安価なズームレンズは望遠側だと暗くなる傾向があるので、F4通しというだけでも買う価値はあると思います。
当然、ズームレンズにはF2.8通しという大三元の一角がありますが、これらのレンズよりも望遠に余裕があるためフットワークはかなり軽くなります。
微妙な評価が多い?
ネットなどでレビューを見ると結構辛口の評価が多いこのレンズ。
皆さんが不満に思っている点はだいたいこんな感じ。
- 周辺減光がひどい
- でかくて重い
- 端の歪みが大きい
確かに周辺減光がちょっとひどい時とかあるんですが、私が使ってる機種はD800という高画素機なので、「多少の周辺減光は四隅トリミングすれば良いか」って思ってますし、時にはその周辺減光具合が味のある写真へと昇華させてくれる時もあるので、あまり気にはしてないです。
そももそも周辺減光が酷い時の回数は数えるほどしかありません。
重さに関しても24-120という領域をカバーするズームレンズなら妥当かなと。
フルサイズはどうしてもレンズが大きくなる傾向があるので、軽いレンズが良いならAPS-Cかマイクロフォーサーズ系のカメラが選択肢になるでしょう。
歪みについては広角側で撮影するとどうしても多少歪みが発生してしまうのは仕方ないかなと考えてますし、Lightroomでレンズ補正とかしちゃうので、個人的には気にならないです。
実際に使ってみて
私がD800を購入した時に一緒に買ったのが50mm F1.8とこの24-120mm F4です。
私がα77Ⅱ時代に愛用していたレンズはSIGUMAの17mm-70 F2.8-4というレンズだったので、その便利な焦点距離と同じようなレンズということであまり購入には迷いはありませんでした。
SIGMA 標準ズームレンズ Contemporary 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSM ソニー用 APS-C専用 884628
- 出版社/メーカー: シグマ
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今Nikonのレンズはそこそこ増えてきましたけど「旅行の際にレンズ一本だけ持っていくとしたらどれ?」って聞かれたら迷いなく24-120mmを選ぶと思います。
手振れ補正もあるので望遠側を遠慮なく使えますし、ストリートスナップにも向いていると思います。
ぼかしたい時は望遠側を使えば十分なボケ具合を味わえます。
ザ・オールマイティという感じのレンズ。
写りに関してもナノクリ仕様だし、ボケ感も良い感じになるため、Nikonでおすすめのレンズをピックアップする時は外せませんね。
http://www.nikon.co.jp/profile/technology/life/imaging/nano/
Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2010/09/22
- メディア: Camera
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作例
※参考 私のNIKKOR
まとめ
おすすめレンズかと言われれば間違いなくおすすめレンズと断言します。
ただ、便利すぎてしまうが故に、なんとなく同じような写真が多くなってしまうという弊害もあります…
最近は28mm F1.8をメインにしているため、以前よりも稼働数は減りましたが、単焦点を使えば使うほどこのレンズの便利さが身にしみてきます。
これは腰を据えて写真を撮影するというよりは「出会う被写体を逃さないようにしたい」という色が強いレンズ。
シャッターチャンスを逃したくないという方にはこれ以上便利なレンズはないでしょう。
あまりに高倍率ズームになり過ぎると、暗いレンズが多くなりがちですし、最低限の明るさはキープしつつ、利便性を損なわないという絶妙な焦点距離を設定してきたNikonはあっぱれだと思います。
旅行など持てる荷物が限られるシーンで真価を発揮する24-120mmは手放せないレンズの1つとなっています。