Enduranceシリーズ最新作
Enduranceというシリーズはカメラマンの中原 一雄さん「一番欲しいバッグを作りたい」というコンセプトの元に開発されてたカメラバッグであり、プロカメラマンならではの「かゆいところに手が届く」作りが好評でかなり売れているようです。
Enduranceシリーズは種類も多く、大容量タイプ・軽量タイプなど結構選択肢があるので、気になる方はチェックをしてみましょう。
ただ、基本的にエンデュランスの公式ショップ以外では販売していないので、AmazonやYahooショッピングでの購入となります。
*エンデュランスオンラインショップ以外での販売は行っておりませんので詐欺業者等にご注意下さい。
*オンライン限定商品のため、店舗などでの実機展示は行っておりません。
※ 引用元:Studio9 Endurance HG紹介ページより
購入経緯
私はカメラバッグ沼に数年前からハマっており、既にカメラバッグが7個目です。*1
使う機材や出かける場所によってカメラバッグも使い分けたい気持ちがあったりするので自然と増えていくというか、既に持っているカメラバッグで満足できない部分があるから買い足したりしているうちにこんなですよ。
そんなに持っているのに何故Endurance HGを購入したのかというと「大容量のリュックタイプが欲しい!」と思っていたからです。
現在持っているリュックタイプでは日帰り旅行くらいは軽くこなせるものの、機材を控えめにしなくてはいけなかったり、縦グリをしたまま収納できなかったりなど若干の不満点がありました。
というか縦グリつけたまま入るカメラバッグが欲しいというのが一番ですね。
ショルダータイプで縦グリつけたまま入るやつ一つあるんですけど、いかんせんショルダータイプなもので長時間の撮影では肩が痛くなりますし、重い機材を詰め込む時は控えたいと思っていました。
そんな時に中原 一雄さんのTwitterでこんなツイートが。
【ブログ更新】俺史上最強のカメラバッグEnduranceをさらに改良したEndurance HGを作ったのでレビューするよ!/ Enduranceのグレードアップバージョンを作りました!!今までの知見を総動員した自己ベスト更新のカメラバッグです。ぜひぜひご覧下さいませー! https://t.co/bPI2ezo6Qopic.twitter.com/xChwYXjb9d
— studio9/写真のことが全部わかる本 3/16発売 (@photostudio9) 2018年4月25日
今まで大容量カメラバッグではThule Covert DSLR Backpackがめっちゃ人気だったのでそっちを買おうと悩んでいたり、初代Enduranceを買おうか悩んでいたりしてイマイチ購入に踏み出せなかったのですが、今回のEndurance HGはとにかく物が入りそうで縦グリのままでも入る。
最高じゃないか。これですよこれ。
そしてこの記事を見た終わった数分後には予約していました。
気がついたら買ってた。
早速使ってみた
商品が到着して次の日に早速使ってみました。
いきなりハードな現場へ駆り出すこととなり、慣らしもなく実践投入したので、どんな感じで使えるのか手探りをしながら使ってみました。
良かったポイント
まずは使ってみて良かったと思った点をピックアップしてみました。
良かったポイント①:機材がめっちゃ入る
今回鋸山へ行った時の機材は下記の通りです。
Nikon D750 + 縦グリ
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD
Nikon 50mm F1.8
Panasonic GX8
PanasonicLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm
とりあえずこれらの機材はカメラバッグ下半分の機材収納場所に全て入れることができました。
違う構成でも試したのがこちら
この写真の中に入っているのは下記の内容です。
Nikon D750 + 縦グリ
Nikon D500
TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD
Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
Nikon AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
かなりガッツリ機材です。
想定としてはフルサイズをメインとして、サブ機としてAPS-Cを持っていったという内容。
カメラ2台入れつつもレンズ合計5本入っていますからね。
カメラ上半分の収納部分も考えるとこれにプラスでレンズ2~3本、ストロボや諸々機材が余裕で入ります。
大抵の撮影現場ではこのバッグ一つだけでなんとかなりそうです。
良かったポイント②:クッション性がすごい
このカメラバッグを背負ってまず最初に思ったのが「めっちゃふかふかしてる!」ということ。
大容量のリュックタイプは重い機材を運ぶことを想定してるため背中のクッションが厚めになる傾向がありますがEndurance HGはマジでふかふかです。
まるで背中が包まれている可能様な感覚。
初代もこんなにクッション性あるんですかね。
とにかくEndurance HGはふわふわ。
良かったポイント③:所々にある容量の拡張
Endurance HGは所々に容量を拡張できるポイントがあります。
バッグ下半分の収納スペースは開閉部分の上にあるファスナーを開けることで容量が拡張されます。
これによって多少詰め込みすぎてしまっても耐えられる仕様となっています。
後は三脚を差し込む部分。
こちらも見た目はスッキリしているもののゴムによってスペースが伸びるため結構幅があるものも入ります。
三脚を使わない時はペットボトル入れに使うのもありかと。
良かったポイント④:外部の細かい収納スペースが豊富
最初に買うか悩んでいたカメラバッグとしてThuleを取り上げましたが、Thuleのレビューでよく話に出ていたのが「アクセスの悪さ」です。
容量は多く入るものの取り出すためのアクションが多くなってしまい、とっさの時に困るという内容をよく見ていたたのも二の足を踏んでいた原因の一つです。
私も今持っているカメラバッグの中でアクセスがめっちゃ悪いのありますけど、正直使う気が失せるというか…
スナップで使う場合は移動とかで色々な場所を回る際は結構カメラの出し入れが多いので、アクセスが悪いとやる気ゲージが減っていきます。
そのくらい大事。
その点Enduranceはいたるところに細かい収納スペースがあるので困ることはありません。
むしろ多い位なので持て余すレベル。
細かいカメラアクセサリーはもちろん8インチ程度のタブレットも収納可能なスペースもあります。
私はZenpad3 8.0を使っているのでそれでの収納は確認しましたが、サイズ感が同等のiPad miniであれば余裕で入ります。
良かったポイント⑤:カメラ収納部分の開閉が左右どちらからでも開ける
Endurance HGはカメラ収納部分が左からでも右からでもアクセスできるようにファスナーが設置されています。
カメラバッグによっては片方からのみという物のも珍しくないので、アクセスをする際の選択肢があることはGOOD。
良かったポイント⑥:長時間背負っても疲れない
先日実戦投入した場所は鋸山ということで軽く登山です。
正直思っていたよりも登山でした。
そんな過酷な状況の中重い機材を背負って2時間~3時間山の中をうろうろとしていたわけですが、背負っていた肩の部分や背中に関しては疲れというものが殆どありませんでした。*2
背中部分のクッションの良さやガッチリとホールドしている感覚もあるため、おそらく歩く際に生じるカバンの振動を軽減してくれているのでしょう。
気になったポイント
良いポイントがかなりありますが気になった点もちょっとありました。
気になった点①:ファスナーの開閉が複雑
良かったポイントでも挙げていた「開閉が左右どちらからでもできる」部分による諸刃の剣となってしまっているのですが、ファスナーの開閉部分が若干複雑です。
何度か使って慣れてしまえば問題はないでしょうが、しばらくは「あれ?開かない」となってしまうことが多発しそうです(笑)
気になった点②:カメラバッグ上部へのアクセス
メインの収納部分であるカメラバッグ下部や他の小さい収納スペースは豊富ですが、カメラバッグ上部へのアクセスはロールアップの部分からのみとなります。
カメラ機材に関してはカメラバッグ下部に集中させるとしても、撮影に行く時は当然持っていく物はそれだけではないのでカメラバッグ上部もバリバリ使います。
私の場合はモバイルバッテリー系などのガジェット類や折りたたみ傘、夏になるとフェイスペーパーなどを良くカバンに入れるため、機材部分以外へのアクセスも結構重要視してます。
もしカメラバッグ上部にもすぐアクセスできるファスナーなどが側面にあれば更に利便性が高かったと思うのでそこは残念な所。
それでもおすすめする所ばかりのカメラバッグ
個人的にちょっと残念に感じた部分もありましたが、カメラバッグとしての完成度は高く、ようやくカメラバッグ巡りも終着点が近づいて来たと感じています。*3
容量も本当に多いので多分2泊3日くらいであれば耐えられるレベルだと思います。
1泊2日は余裕。
撮影に行く時に機材の妥協したくない方や、ちょっとした旅行の時にカメラとその他衣類なども含めて1つのカバンに収めたいという方には間違いなく刺さるアイテムと言えます。
これで長距離遠征が一気に楽になりますので、気軽に旅行へ行けそうです。
もっと細かい仕様の解説についてはこちらのページよりどうぞ↓↓
*1:既に破棄したものを加えると10個ちょっとくらいです…
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