α65はAマウント機の中でもエントリーの立ち位置になる機材です。
私はこのα65で一眼レフ(正確にはレフとは言えないけど)デビューをしたのですがその当時のことを振り返りながらレビューをしたいと思います。
最初に選んだのがα65で良かったこと
買って良かったと思えた点をざっと思い浮かべてみるとこんな感じ。
- EVFだったこと
- チルト液晶だったこと
- そこそこAFが早かったこと
- 機能のわりに安かったこと
思い返してみるとだいたい上記の4つくらいだと思う。
1.EVFだったこと
これはもしかしたら一番恩恵を受けていたかもしれないです。
今までコンデジで撮影をしていたので、基本的にファインダーを覗いて撮影をすることはなく、背面液晶を覗いて撮ることがほとんどでした。
そのため、逆にEVFであることで自然と受け入れることができα65はコンデジを撮る時と同じように撮影することができました。
「一眼って撮るの難しいんじゃないか」という不安払拭してくれた機能だと思います。
また、EVFは露出設定がそのままファインダーに反映されるため、撮影ミスというのは少ないと思います。
OVFの場合はシャッターを押した後に確認して「あ…完全に設定間違えた」と気が付き、再度撮影をし直すということがたまにあります。
こんな風に書くと「OVFダメじゃん。EVFの方が絶対良いわ!」って思う人もいるかもしれないけど、決してそんなことはなく、OVFにも良いところはあるしEVFにも弱点はあります。
2.チルト液晶だったこと
チルト液晶は人によってはなくてもいいものかもしれないですが、実際にあると結構便利です。
特に私はペットの犬を撮影することも多いので、犬目線のローアングルで撮ったりする際に役に立っています。
また、同じ場所を撮影するにしても、アングルを変えるだけで見え方が一気に変わる面白さというのを教えてくれた機能でもあります。
CanonやNikonのフラグシップ機は丈夫さを優先するためなのか、液晶を埋め込んでいる物が多く、低い姿勢で写真を撮ろうとすると腰に負担がきます(笑)
カメラ機材は重いため、長時間使用していると肩や腰が疲れてしまうことも多々あります。
そういう意味でも少しでも負担が減るチルト液晶は役に立つ機能です。
3.そこそこAFが早かったこと
α65は店員さんが勧めてくれたように確かにAF速度は早かったように思います。
もっともAF速度は使うレンズに依存する部分もあるんだろうけど、少なくとも僕が使用していたレンズ達(Sony、SIGMA、Tamron)は問題なく使用できました。
実は前回お話ししたNikon P510の前にOlympusのSP-720UZというコンデジを使っていたのですが、これが恐ろしくAF迷いまくっていたので、それに比べていたためなのか凄くAFが早く感じました。
AFが早いと風景写真のような止まっている被写体以外にも、動体を撮ってみようとするので、写真の種類に幅が広がりができることも良いところだと思います。
4.機能のわりに安かったこと
α65を購入した時期が2014年だったため、 少し発売から時間が経っており、値段も落ち着いていました。
正確な金額は思い出せないが確かレンズキットで5万程度だったと思います。
今はもう生産終了しているため、新品購入はほぼ不可能だと思われますが、中古ならかなり安く買えるはずです。
そして、つらつらと書いたように、α65はコンデジからのレベルアップには十分すぎる機能が備わっていました。
財布に優しかったので 入門機としては非常に良い選択をしたと思います。
ちなみにα65よりももっと安いα58というエントリー機があります。
2:α65からα77Ⅱへ乗り換えた理由
α65は最初に触れた一眼としては非常に満足していました。
しかし、一眼にはまっていくにつれて少しづつα65の不満点が出てきました。
α65で物足りなかったところ
使っていて一番物足りなかったと感じていたのが、設定変更する際の操作性でした。
私は基本ピント設定をAFにしているのですが、AFポイントを結構色々変えるため、ファインダーを覗いてすぐに自分の思い描いたAFポイントにセットできるかというのを重視しています。
α65はフォーカスポイントを変える際に、一度メニューを開く必要があったので操作アクションが増えてしまい、その都度「めんどくせぇ…」と思っていました。
そして ダイヤルの少なさ。
各メーカー中級機、上級機になるとメインダイヤルの他にサブダイヤルが付いているものが多いです。
α65を買った当初は殆どプログラムオートで撮っていましたが「写真を撮るのが上手くなりたい」と思い始めてからは基本マニュアルで撮影していました。
色々と露出の設定を自分で理解して撮影しようとしていたので。
マニュアルだとiSO、絞り、シャッタスピードを自分で設定しなければいけないため、ダイヤルが少ない場合その設定に少し手間取ってしまいます。
AFポイントの移動と同じようにアクションの数が増えてしまうため時と場合によってはかなり面倒に感じます。
上記の2点が使ってて不満だったところ。
一つ一つは大したことないのですが、撮影枚数が増えるとその都度撮影を少し中断しなければいけないのが面倒に感じてしまうため、もっと気持ちよく撮影できる機種に移行しようと考え始めていました。
α65から買い替え
α65からボディを乗り換えると決めたら「じゃあ次は何買うの?」という問題が出てきます。
α65を買った時よりは多少カメラの知識が付いていたため、今度はかなり情報を探したり、家電量販店で実際に触ってみて自分の使い心地の良い機種はどれかというのを選びました。
他社メーカーも色々触ってみたけど、結局そこで立ちはだかったのがマウント替えによる費用の発生。
ただでさえ、中級、上級のボディに買い換えようとしているので、ボディだけでも結構かかるのに、レンズも追加ですぐ買わないといけないとなると、当時の財政的に厳しいものがあった。
よって自動的に次の選択肢はAマウントのα77Ⅱかα99のどちらかになりました。
α77Ⅱかα99か
最初は「このままだといずれフルサイズが欲しくなるんだし、いっそのこと奮発してα99にしよう」と考えていたのですが、α77Ⅱを触ったときに「あ、これは良い」と感じたためかなり迷った。
α77ⅡはAPS-Cサイズだけど、性能は当時のAマウントボディの中ではα99にも負けない性能、むしろ、カタログスペックだけ見たらα77Ⅱの方が勝っている部分が結構ありました。
というのもα99が発売されたのが2012年、α77Ⅱが発売されたのが2014年。
二つの機種に2年の開きがあったため、当然搭載されている機能というのが後から発売された方がスペックアップします。
しかし、「フルサイズ」という響き。
憧れのフルサイズを所有できるかもしれないという気持ちも強かったため、α99とα77Ⅱを実機で比べることはもちろん、YouTubeなどで双方のレビュー動画などを国内外問わず観まくりました。
最終的にα65の次に私が購入したのは…
最終的に私が購入したのはα77Ⅱでした。
決め手となったのは、やはり当時のSonyの一眼の中でかなり最新の部類に入ること、手に持った間隔がα99よりもなんとなくしっくり来たことです。
あとは金銭的な問題でα99、というより、フルサイズへの移行は一旦諦めたというのがありました。
カメラを買い換えるコストと後継機などの問題
なぜα99を選ばなかったのかというと大きく分けて2つあります。
- フルサイズ対応のレンズを一本も持っていなかったこと
- α99の後継機の噂が絶えず流れていたこと
1.フルサイズ対応のレンズを一本も持っていなかったこと
私が今まで購入していたのはAPS-C専用レンズばかりでした。
α99はAPS-C専用レンズでも装着は可能なのですが、自動的にクロップされ、フルサイズの画角ではなくAPS-Cの画角に変換されます。
そうなってしまうと別にフルサイズ機にこだわる必要もなく、普通にAPS-Cサイズのカメラで撮るのがいいでしょう。
もし、フルサイズ対応のレンズを買おうとしたらSonyの場合他のメーカーに比べて、種類が少ないうえに、安いレンズがないというブルジョワ御用達カメラだったため、当時はα99とツァイスレンズなど魅力的なレンズを同時購入することができなかったのです。
(Planar T* 85mm F1.4 ZAなんか作例を見た時にゾクッとしたので使いたかったんですが、いかんせん価格が…)
2.α99の後継機の噂が絶えず流れていたこと
当時α99が発売されてから3年近く経過していたため「そろそろα99の後継機でるかもよ?」っていう噂がネット上で常に挙がっていました。
そうなると、当然α99はもちろんα77Ⅱを上回るスペックの機体が発表されるんだろうと思ってましたので「今α99を買って、すぐに後継機が出てきたら絶対買い換えたくなる…」と思っていました。
なので、まずはα77Ⅱでもうワンステップ写真について学び、時機をみて出るであろうα99の後継機を買おうと考えたのです。
(ブログ執筆時にもまだα99の後継機出てないんですけどね…(白目))
※2016/12/13 追記
SONYからα99Ⅱが 既に販売されているので金銭的に余裕があるならα99Ⅱを購入した方が良いと思います。
連写・画素数・高感度耐性などはじめ、全面的にスペックアップしているので他社のハイエンド機にも負けない作りとなっています。
3:まとめ
入門機にα65、次にα77Ⅱを使用するというのは、順当にステップアップしてるなあという感じでした。
それぞれ良い機種だし、使っていくうちに出てくる不満は置いておいて、個人的には満足した買い物でした。
エントリーモデルのカメラとなるため、カメラ性能そのものの出来については辛口の評価をする方も多いと思いますが、一眼初心者の私からしたら十分すぎるくらい機能は詰まっていましたし、何よりある程度不便だったからこそ「これ以上快適に撮影するためには上位機種への移行が必要か」と思わせてくれた存在です。
これから一眼を買おうと考えている人も、無理しないで少しづつ上位機種へ移行するというのが良い気がします。
一眼はエントリー機と呼ばれる入門機以外は一気に金額跳ね上がるので、慎重にお買い物をした方がいいです。
とりあえず一番高い機種買いました!ってなっても使いこなせずに宝の持ち腐れになってしまうと後々後悔するからです。
なので、最初はとりあえずエントリー機を買ってみて「そんなに凝った写真撮らないなー。あとやっぱ一眼はでかいし持ち運び面倒だな」と感じたら一眼を手放すのも選択の一つです。
最近はコンデジでも高級コンデジと呼ばれる部類の機種はかなり良い写真が撮れるようになっています。
例えばSonyのDSC-RX100シリーズやRicohのGRシリーズはかなり評判が良いです。
カメラは持ち運びやすいのに越したことはないので、自分が持ち運ぶ際に面倒にならない範囲のサイズ、重量のカメラを購入することをお勧めします。
余談
現在SONYはEマウントに実質的に一本化しておりAマウントに関してはゾンビ状態となっています。
2020年11月にAマウントレンズをEマウントボディに装着できるLA-EA5を発売したことは、これはSONYからの「いい加減AマウントからEマウントに移りなさい」という遠回しなメッセージなんだと思います。
Aマウントのレンズに関しては未だに根強い人気のあるレンズもありますので、この機会に”あえて”Aマウントレンズを買うというのもまた一興です。
そうなったら自然と「じゃあAマウントボディ一つ欲しいな」と思ってしまうのがカメラ好きという存在なので、かなり値段が落ちているα65やα77Ⅱ、意外と高スペックなα99Ⅱなどに手を出してみるのも面白いかもしれません。