NikonからクラシカルデザインのZ fcが発表
ずっと噂は出ていたNikonのクラシカルデザインのカメラが発表されましたね。
私はフィルムカメラは嗜んでいないのですが、今回のNikon Z fcはかつてのNikon FM2とデザインはかなり寄せているようです。
レトロカメラの流れもありますので、ここでNikonがFUJIFILMと若干毛色の違うレトロ風カメラを出すのはありかなと思っております。
発売してからしばらくはおじさん層が中心となると思いますが、量販店に並びはじめて、色々な方が気軽に触れる環境になってからが本番でしょう。
そこでプロモーションを緩めると多分認知されずに終わりそうなので。
ここでは詳しいスペックなどは書かないので、もし気になる方はNikonの公式サイトよりご確認ください。
Z fcを予約した理由
今回半ば勢いでZ fcを予約したわけです。
正直なところ「可愛い!買う!」という感じでIQがかなり低い買い方をしたのですが、一応Z fcにはデザイン以外でのポジションもしっかり確保しています。※1購入後に考えたのですが
軽量コンパクトなシステム構築
実はZ 50も以前購入検討をしており、その際に16-50mmと50-250mmが非常に魅力的だなと思っていました。
16-50はズームレンズでありながら沈胴式のコンパクトなサイズですし、50-250mmもズーム域とサイズを考えると非常にコンパクトなレンズと言えます。
TAMRONの28-200mmを購入してから「最近のズームレンズは良いなあ」と手のひら返しをしたのでコンパクトなズームレンズのシステムが欲しいと思っていたので、今回のZマウントのAPS~Cレンズ達は私の持っている機材の中でも不足しているピースを埋めてくれそうだなと考えています。
特に望遠域に関しては50-250mmはかなり期待を寄せていまして、今の私の機材だと200mm以上の焦点距離だと150-600mmになってしまうので、気軽に望遠域の撮影をしたいと時の救世主になりそうだなと。
ガッツリ撮影に行く時は150-600mmを使いますが、流石に「ちょっと遠く撮りたいな」くらいでこのレンズを持っていくのはないので。
バリアングルを使った自由なスナップがしたい
スナップ撮影をしている時にアイレベルだけの写真だとつまらないですし、結構アングルを変えることが多いです。
今持っているカメラだとSONY機がチルト液晶ですが、縦構図でアングル変更する時は弱さを感じます。
ずっと「バリアングルか3軸チルトできるカメラ1台確保したいな」と思っていたので、今回Z fcがバリアングルを採用したのは個人的にかなり嬉しいポイントでした。
あわよくば簡易的な動画機としても使う
動画機としての用途は本格的に使うつもりはないですが、バリアングルもできるしUSB給電も可能になったので気軽に動画を撮ってみたり、ZOOMのカメラとして使ってみるのも面白いかなと。
これはまあ、気が向いたら位の使い方ですが。
Z fcを購入したらしたいこと
Z fcは基本的にスナップ撮影用途で購入しましたが、どこまで動体撮影で使えるかなというのも試してみたいです。
Zの50-250mmも既に購入しているので。
Z fcのコンセプトからして、バリバリ動体撮影をする目的で作られていないことはわかりますが、一応Z50と中身は同じだと思うので、それなりにAFは動くと思うんですよね。
動体撮影のメイン機としては使えないにしても、サブ機的な感じで持ち運ぶのはありかなと考えています。
機会を見つけて色々と試してみようと思います。
Z fcをニコンプラザで実際に触ってきました
既にニコンプラザではZ fcの実機が置いてありますので、実際に触ってきました。
Z fcはシルバーの16-50mmでプッシュしていますが、通常バージョンとの組み合わせはどうかな?と思ってつけさせてもらった写真です。
シルバーも良いですが、黒でも良さそうですよね。
X-Pro2とのサイズ比較
これはX-Pro2と比較してみた写真です。
厚さに関しては同じくらいですが、Z fcの方が握りの部分がフラットなので結構持ち心地は違います。
シャッターフィーリングと持った感触
まずシャッター音ですが、これは良い音してます。
YouTubeなどで既にシャッター音に関しての動画も上がっているかもしれませんが、ニコンプラザに行く機会がありそうな方は実際にシャッターを押してみてほしい。
X-Pro2のシャッター音も好きですが、Z fcもそれに近い感じがあります。
X-Pro2が「パチっ」という音だとすると、Z fc「パチン」という音。わかりにくいですね…
Z fcの方がやや重めの音となりますが、それは別に嫌な重さではなく心地良い重さです。
「ああ、シャッター切ってるな」と実感できるシャッター音。
そして、手に持ってみた感じだと、中身が詰まっているという重みがあります。
ただ、Z fcの重さはバッテリーなど込みで約445gとなるので、ボディ自体は軽いです。
軽いんだけど詰まっている感じ。
こちらも良い重みをだと思います。
Z fc専用コーナー
そして奥の方にはZ fc専用コーナーがかなり広く作られていました。
しばらくニコンプラザには行っていなかったのですが、かなりレイアウトが変わっていてびっくりしました。
以前のニコンプラザは良くも悪くもサービスセンターという感じが強かったのに対し、今のレイアウトは家電量販店やショールームなどの明るい雰囲気でゆったりした空間に。
そしてZ fcといえば皮の張り替えサービスですが、これも何色にするか悩みますね。
最初は黒でしばらく使おうかなと思っていますが、飽きてきたら張り替えサービス使ってみようと思います。
今のところサンドベージュが第一候補ですが、もしかしたら皮の色も追加されるんじゃないかと期待しています。※2逆に人気のないカラーは廃止されそう。そうなるとそのカラーのプレミア感出ますね。
カメラはスペック競争とは別軸の需要が年々高まってる
私がカメラを持ちはじめた時はまさにスペック戦争時代でして、当時は高感度耐性がかなり各社力を入れていた機能です。
そしてここ1年〜2年は画素数戦争になって来ており、正直スペック面だけでみるともうお腹いっぱいというユーザーも多いでしょう。私もその一人。
当然スペック重視のカメラはメーカーの使命として今後も出してもらいたいですが、世間ではスペックとは違う所有感やファッションと絡めた需要が高まっているようにも感じます。
写真を撮るだけならスマホでもそれなりに撮れますし「あえて重いカメラを持ち歩く理由は?」と言われた時に「良い写真が撮れるから」という理由だけではカメラは戦えなくなってきているのかと。
だからこそ「邪魔だし面倒だけど持ち歩きたくなるカメラ」というジャンルは今後無視できないニーズになっている気がします。
「カメラはファッションじゃない」と怒る人もいるかもしれませんが、やはりファッションとしても成立するカメラって普通に強いと思うんですよね。
だって入口としてはそれだけで購入理由に十分なり得るので。
追記:Z fcをキャンセルしました
28mmのキットを予約しておりましたが、全く目処がつかない状態で放置されていたのでZ fcはキャンセルいたしました…
せっかく16-50mmと50-250mmも前もって購入していたんですけど、これは一度も使わずに売却するというなんとも言えない展開に。
代わりに別の機材を購入しましたので、それについては下記よりどうぞ。