パナライカ3本目
最初にPanasonicのカメラを購入したときはパナライカのレンズを1本も買っていなかったのに、2度目の購入では逆にパナライカしか買わない様になってしまいました。
謎のパナライカ縛りでのレンズ集めということで今回3本目となるLEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4を入手。

パナライカの単焦点としては15mmの使い勝手の良さに惚れ込んでしまっていたので、正直なところ25mを購入しても使うかどうか微妙なラインだったのですが、やはり個人的に好きな焦点距離ということもあり25mmは揃えておきたい気持ちに。
フルサイズでも50m前後のレンズって妙に増えていきますよね。
なんですかねあの現象は。
標準域の単焦点選び
マイクロフォーサーズで標準域の単焦点というと結構豊富にあります。
Panasonic
LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.
軽量・コンパクトさを重視したPanasonicのパンケーキレンズです。
このレンズは見た目とは裏腹に結構シャープに写るため人気のあるレンズ。
私も過去に使用していたことがあり、パンケーキレンズスタイルでの持ち運びの良さにはお世話になっていました。

ただ、AFは少しもったりしているので動き回っている子供の撮影ではピントが追いつかないケースも多々発生するでしょう。
適当なスナップ撮影くらいなら全然問題ないです。
sd Quattroの方がやばいですから。
LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
Panasonicの撒き餌レンズです。
とにかく価格が安く新品でも2万円は切りますし、中古なら1万円ちょっとで購入することが可能です。
※2018年10月21日時点
色々な作成を見る限り写りに関しても安物買いの銭失いになることはなさそうなので、とりあえず買うという選択肢に入れて良いんじゃないでしょうか。
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH.

本ブログのテーマとなっているパナライカの25mm。
サイズとしてはマイクロフォーサーズらしく非常に小さく、無印25mmと同様のフットワークの軽さがあります。
価格も驚くほど高いわけではないので、少しでも明るいレンズを使いたい方はこちらを選ぶ方が幸せになるでしょう。
ただ少し古いレンズの部類に入り始めているため、近々リプレイスされないかなと少し期待しています。
OLYMPUS
OLYMPUSレンズはどれも実際に利用したわけではないので、私が家電量販店で触ってみた感触などが中心です。
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

OLYMPUSの50mm相当の蒔絵レンズです。
特徴としては結構寄れるレンズでもあるので、お手軽なテーブルフォトレンズとしても期待できるということ。
見た目に関してはPanasonicの撒き餌レンズよりもこっちの方が好きです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

30mmという標準域でマクロレンズという何という使いやすさ。
しかも最大撮影倍率は驚異の2.5倍※135mm換算で計算をした場合通常のマクロレンズは1倍なのでめちゃくちゃ寄れるということがわかると思います。
60mm相当のマクロレンズというとNIKONも60mmMacroがありますが、OLYMPUSの場合は手ぶれ補正が効くのが大きい。
マクロ撮影はブレに厳しいのでこのような時に軽いボディとレンズ+強力な手ぶれ補正という組み合わせは気軽にマクロ撮影をするのに完璧なお膳立てをしていると思います。
Panasonicユーザーにもおすすめできるレンズ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

OLYMPUSのプロレンズは明るいレンズが多くあり、この25mm F1.2はスナップはもちろんポートレートでも使う人が多いです。
マイクロフォーサーズではボケ感という点でフルサイズと比べるとどうしても負けてしまうのでどうしても大きいボケがほしいという方はF1.2のような明るいレンズは一本は欲しくなるでしょう。
明るいレンズでいうとNOKTONのF0.95がありますが、あちらはMFなのでAFで快適に撮りたい人はこちらをどうぞ。
使い勝手など
サイズ・重量
サイズ・重量に関しては15mmのパナライカからほんの少しだけ大きくて重いかなという感覚です。
でも約200gですしフルサイズのレンズと比べるとめっちゃ軽いレンズです。
ただ、一点持ち運びという点で残念だったのが、レンズフードの逆付けができないということ。
そもそもレンズフードをつかわないという方でしたらそのコンパクトさをそのまま享受できるのですが、私のように撮影する時はレンズフードを付けたいという人は持ち運びの時はレンズフードを逆に付けて現地でちゃんと装着するでしょう。
このレンズはその逆付けができないため、持ち運びをする際もレンズフードが出っ張っている状態となります。
そしてレンズフードが意外と大きい。レンズの半分くらいのサイズがあります。
レンズ自体はコンパクトなのですが、レンズフードがレンズと同じくらいのサイズがあるため、持ち運びをする際には意外とコンパクトさを感じませんでした。
「小さいつけっぱなしレンズが欲しい!」と考えていた人はもしかしたら期待を裏切られる結果になるかも。
AF速度
AFはスッと合います。速度は早い。
ただ、これはGX8の問題なのかレンズの問題なのかわかりませんが、AF-Cでピントを合わせようとするとめちゃくちゃ荒ぶります。
PanasonicのAFは一度フォーカスが合わなくなるとそこからのリカバリーが苦手という話はよく聞きますが、GX8と25mmを使った時もそのような印象を受けました。
パナライカの12-60mmではそのような挙動はなかったので25mmだから安定しないという可能性が高そうです。
AF-Sでスナップをする分にはストレスを感じることはありませんでしたが、少し動きのある被写体に対してアングルを変えながらピントを合わせ続けるというのは向かないかもしれません。
できないことはないけど不安定要素を念頭に入れつつ使う感じでしょうか。
作例
ボディはPanasonic GX8となります。
1/4000 F1.8 ISO200
1/4000 F1.4 ISO200
1/1000 F1.4 ISO200
1/8000 F1.4 ISO200
1/5000 F2.0 ISO200
1/500 F1.4 ISO200
※水の所にパープルフリンジが出てきています。パープルフリンジ嫌いな人はこのようなシチュエーションでは少し絞った方が良いです。
1/500 F8.0 ISO200
1/250 F1.4 ISO200
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4は開放で撮る楽しみを思い出させてくれた
私はスナップをする時は被写体を浮かび上がらせてメリハリをつけたい時以外は基本的に開放を使いません。
むしろ少しボケを出そうかなって思っても開放では取らずに1段〜2段ほど絞ります。
しかし、パナライカの25mm F1.4は久し振りに「開放で撮るの楽しいー」って思わせてくれるレンズでした。
マイクロフォーサーズなので開放でもそこまで被写体深度が浅くないということもあり、開放でのピント合わせはしやすく、かつ写りも非常にふんわりを映るのでいつも撮っているようなカリカリ系とは違う楽しさがありました。
撮りながら「ここで開放使う理由なんてないんだよな」って思いながらもついつい開放で撮りたくなる不思議なレンズ。
最近はSIGMAを筆頭にカリカリレンズが多くなっていますが「レンズの味」というのはそれだけではないんだなと改めて思う次第です。
他のパナライカレンズはわりとピシッと写るので、このレンズの写りに関してはライカ基準であえてそうしたのか、たまたまこの25mmが面白いのかわかりませんが、少なくも個人的に良い印象です。
12-60mmがあるのでどうしてもそちらを持ち出す頻度は多いですがパナライカ25mmは「なるほど。これはこれで。」と感じさせてくれるお手軽ライカ印レンズでした。
補足説明
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