1:マクロレンズを買おう!
そろそろ各地で紫陽花が良い感じに咲いてきたと思います。
私は今までちゃんとしたマクロレンズ(SIGMAの17-70 F2.8-4などのなんちゃってマクロレンズなどは持ってました)というものを持っていたことがなかったので、この機会に買ってしまおうと考えました。
NIKONにはマクロレンズが複数あり、その中から2つ候補を選びました。
候補
- NIKON AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
- NIKON AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
- TAMRON SP90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)
ぱっと見た時にわかるのが焦点距離くらいですね。
一般的にマクロレンズは中望遠の焦点距離に設定されていることが多いため、NIKONの105mmやTAMRONの90mmを選べばとりあえず後悔はしないかも…
などなど考えながら色々比較をしていきました。
2:比較
①価格
レンズを買う場合はまず自分の財布と相談をします。
お金に余裕がないもので。
NIKON60mmとTAMRON90mmが約67,000円位でほぼ同額
NIKON105mmが約96,000円で他の2つと比べて少しお高め。
ちなみにTAMRONの90mmは前モデルだと約28,000円となり、とてつもなく安いです。
現行モデルとの大きな違いは手ぶれ機能がついているかどうかというものです。
②性能
NIKON105mmとTAMRON90mmは手ぶれ機能がついています。
マクロ撮影で手ぶれがついているか否かというのは結構大きいです。
マクロ撮影は比較的ブレが目立ちやすいため、手ぶれ機能がついているだけで失敗をかなりの確率で防げるようになります。
一方NIKON60mmは手ぶれはついていません。
しかしAFが爆速です。
他のレンズと比べてすぐに違いが分かるくらい速いです。
描写に関してはTAMRON90mmはフワッと写る印象。
元々TAMRONのレンズ全般がきれいなボケ感を出すことで有名ですが、この90mmマクロは「タムキュー」と呼ばれる名レンズであり、その評判は各地で絶賛されています。
90mmという焦点距離でフワッと写るため、マクロだけでなく人物ポートレートでもよく使われているようです。
NIKON105mmとNikon60mmはTAMRONに比べると少しシャープに写る印象です。
ピントの合っている部分とボケの部分のメリハリがあるように感じました。
3:買ったのはNIKON AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
結構悩みましたが、私が買ったのはNikon60mmでした。
決め手となったのは60mmという絶妙な焦点距離とAFの速さです。
焦点距離が60mmのため、虫や花をマクロ撮影するだけでなく、日常のスナップでも使えると思ったからです。
私が他に標準域で持っている単焦点は50mmF1.8を持っています。
これは持ち運びやすいし描写も好きなのでお気に入りなのですが、寄れないレンズなのです。
撮影するスペースが比較的確保しやすい場所だったらいいんですが、室内などで使う場合はどうしても物理的に最短撮影距離を確保できない時があります。
特に料理の写真を撮影するとなると、席から立ってアングル決めて…なんて殆どの場合できません。
そのような時に「標準単焦点としても使用できて、いざという時は対象物に寄れる」という60mmマクロは私の使い方に合っていたのだと思います。
作例
SS1/800 F2.8 ISO450
SS1/800 F8.0 ISO500
SS1/200 F3.2 ISO280
SS1/80 F3.5 ISO100
こんな感じでマクロ撮影はもちろんスナップ的にも使えてしまうのです。
90mm位のレンズは上記のようにポートレートなどにも使えるので、使用用途は幅広くあります。
あると便利なマクロレンズ。
このレンズのみならず、みなさんも一本ご購入されてはいかがでしょうか