完成度の高い2in1
最近ガジェット好き界隈で人気のMate Book。
今までスマホやタブレットのみを作っていたHuaweiですが、これがなかなかの出来のようです。
軽量で薄型ファンレスというモバイル特化だけでなく、CPUはCore Mシリーズで指紋認証もついていたりなど運用面でも期待ができそうなスペック。
HUAWEI MateBook | PC & タブレット | ファーウェイ・グローバル
価格も想像していたより安かったので私も買おうかなと思ったんですが、ちょっと私の求める運用にはまらないかなと思ったので購入は控えました。
今回は良い端末なのになぜ購入を見送ったのかという内容について書きます。
ここが惜しかったMate Book
キーボードが少し重い
この端末を購入する人の殆どは純正キーボードを買うと思います。
なので持ち運びを考えた時は端末+キーボードで考えなければいけないわけですね。
Mate Book自体の重さは640gでキーボードは450gあるので合計1090gです。
ノートPCとしては十分軽い部類なんですが、できれば1kgを下回ってほしかったなあという感じです。
ただ、打鍵感とかは良いようだし、トラックパッドも広めなのでsurfaceシリーズと比べると長時間のタイピングにも耐えられる仕様となっていそうです。
インターフェースがUSB-Type Cのみ
最近少しづつUSB-Type Cを搭載している端末が増えてきました。
USB-Type C一本化というのはシステム的にもスマートですけど、現状USB-Type Cのみという構成の端末はちょっと使い辛いです。
MacBookもそうですけど、スマートさを優先した結果USB-Type Cを変換するアダプタを購入せざるをえなかったりして、今まで使用していた環境よりも線がごちゃごちゃしてしまったりなど本末転倒に…
私の場合は一眼で写真を撮ったりするのでSDスロットが無いのもちょっと痛い。
SIMフリー版(LTE対応版)が無い
購入に踏み切れなかった一番の理由はこれです。
iPad ProやSurface3でSIMを挿して使用するスタイルの便利さを知ってしまったので、今更SIMを使えないモバイル系PCはどうにも使う気が起きません。
確かに昔に比べてWi-Fi環境はかなり良くなっていますが、整備されてるWi-Fiの速度が遅くSIM経由で使った方が高速の場合があったり、地方に行った際にWi-Fiが使える店が少なかったりなど、モバイルPCをWi-Fiオンリーで使用するにはまだまだ不安があります。
持ち運びを前提にしている端末ならどこにいても不便なく使えるようにしたいというわがままですね。
Wi-Fiルーターやスマホのテザリングを利用するという手もありますが、それらのバッテリーを気にしなくてはいけませんし、何よりもモバイル端末においてWi-Fiを接続するという行程が個人的に若干面倒だと感じてしまうんです。
スリープから復活したらパッとすぐにネットが使える環境が用意されている状態がモバイルの真価だと思うので。
なので一度SIMが挿せるPC使うともう戻れません。
それくらい運用が楽になります。
Huaweiはスマホやタブレットを中心としたモバイル端末の開発で急成長した企業なので今回Mate BookにもSIMフリー版を販売してほしかったなあというのが率直な感想。
SIMフリー版があったら買ってました。
とはいえ相変わらず良い仕事をしていますHuaweiさん
色々とマイナスの話をしましたが、それを差し引いても良い端末ということには違いありません。
ここまで良いスペックが選択できて専用スタイラスペンもあり薄くて軽い。
でも安い。
安価のサブPCが欲しかった人には本当に良い端末だと思います。
以前SurfaceよりもiPad Proを購入したほうが良いという記事を書きましたが、Mate Bookが発売された現在ではMate Book or iPad Proで考えた方がいいかも
MVNOでも大容量プランが結構出揃ってきましたし、今後モバイル重視のPCにはSIMスロット搭載が標準化してくれると嬉しいなあという淡い期待。
とりあえずMicrosoftさんはSurface3の後継機出してください。
あるいはSIMフリーのSurface Proを作ってください。
どちらも実現が難しそうだな…