カメラを新しく買う際に、高感度耐性がどのくらいあるかによって機種を決めるということはよくあると思います。
私も新しいカメラを買う際に、高感度にどれだけ強いかというのは気にしてから買います。
特に、夜景スナップなどで使うことが多いので、三脚を使わずに手持ちでどこまでISOを上げられるかというのは非常に重要な要素でもあるのです。
というわけで、LUMIX GX8の高感度耐性の比較テストの結果を記載したいと思います。
Panasonic ミラーレス一眼カメラ ルミックス GX8 ボディ 2030万画素 ブラック DMC-GX8-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2015/08/20
- メディア: Camera
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これからこれからカメラを購入検討している方の参考に少しでもなれば幸いです。
いざ高感度耐性テスト!
テスト環境
写真は私の部屋でタンブラーにピントを合わせたものとなります。
使っているレンズはPanasonic 12-35mm F2.8
Panasonic 標準ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S. H-HS12035
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2012/06/21
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F値は開放2.8に設定しています。
シャッタースピードはISOの数値に合わせて、写真全体の明るさが各ISO画像と同じくらいになるように写真設定を変えています。
その他の環境としてはRAWで撮影をしてからLightroomでJPEGへ現像をしています。
その際に明るさやノイズ軽減などの補正処理は一切行っていません。
各ISO設定の写真と比較画像
ISO200
さすが低感度。金属の質感も綺麗に表現されています。
ISO400
ISO200とほとんど変化がわからないくらい差がないです。
非常に優秀。
ISO800
まだまだ余裕ですね。
少しタンブラーの後ろに写っているディスプレイにノイズが乗り始めてる気が。
ISO1600
パッと見てISO800より少しノイズが増えている印象。
ただ、作品としても使えるレベルの許容範囲だと思います。
ISO3200
この辺りから少しノイズが目につき始めます。
人によってはISO3200がデッドラインになりそうです。
ISO6400
写真全体のざらつきが結構目立ちます。
ここまでくるとノイズ除去処理をしないと厳しいですね。
ISO12800
更にざらつきがパワーアップ。
まあISO12800で撮る状況ってあまりないと思うので、ここから先は参考程度に。
でもISO6400と比べてそこまでひどくはなっていない気がするので結構頑張っている印象。
ISO25600
めっちゃノイズまみれですね。
ノイズ除去をしても取りきれる気がしないレベル。
「クオリティなんてどうでも良いからとりあえず写しておきたい」っていう時以外は絶対使いませんね。
検証を終えて
正直なところ「あれ?思っていた以上に結構優秀だな」という感想でした。
私が今まで使っていたカメラは高感度にあまり強くなかったので、その名残でいつもISOの上限設定を1600または3200にすぐ設定していました。
なのでGX8でISO3200以上の撮影したのが今回初めてだったのです。
改めて撮影画像を比較すると上限設定を6400にしてもいいかなという気がしました。
12800以上は使う場面に出会ったことがないですし、写真のクオリティが一気に下がるので、多分これからも使うことはないかなー…
マイクロフォーサーズはセンサーサイズの関係上、高感度に弱いとよく言われますが、Panasonicは非常に頑張っていると思います。
以前使っていたα77Ⅱの方がよっぽどノイズまみれでした。
OLYMPUSのカメラはどうなんですかね。
同じマイクロフォーサーズ規格だし気になります。
私が夜景スナップをしている時は、ボディ&レンズの手振れ補正を駆使してSSを手持ちでも撮影できるギリギリの遅さに設定するので、夜景にも関わらずそこまでISOが上がることは無かったのですが、今後はもうちょっとSSも余裕を持って早く設定しても平気そうです。
今回の比較画像は最初に記載したように、RAWで撮影したデータを何も補正処理せずにLightroomで現像しただけなので、ノイズ処理をすれば当然もっと目につくノイズは減っていきます。
マイクロフォーサーズ侮るなかれというテスト結果でした。