Nikon AI AF Nikkor 28mm f/2.8D レビュー

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軽くて使いやすい単焦点レンズがほしい

スナップ撮影をする際にズームレンズは強い味方になりますけど、どうしてもサイズが大きくなってしまいます。

 

特にニコンの標準ズームレンズはF4にしろF2.8通しにしろサイズが大きく手軽なスナップのつもりで持ち出しても、気分的には半分本気くらいになってしまいます。

 

それに比べて小さい・軽いレンズは物理的な軽さだけでなく精神的にも軽くなるので、適当なスナップ撮影用として一つは欲しくなります。

24-35mm F2はガチレンズ

昔ニコンの28mm F1.8を持っていたのですが、SIGMAの24-35mmに買い替えたこともあり、35mmまでの焦点距離であるならばこのレンズが稼働します。

 

www.syabelog.site

 

このレンズはズームレンズというよりは「焦点距離を微調整できる単焦点」という感じが強く、どの領域でも高画質で撮れるように設計されているためか、かなりのサイズ感・重量のレンズとなっています。

 

さきほど大きいレンズになると本気度が増してしまうということを言いましたが、このSIGMAはまさにその代表的なレンズで、個人的にはかなり気合を入れて撮影をする時に使うレンズに位置しており、気軽なスナップで使おうとすると気分によってはギャップが生まれてしまうこともしばしばありました。

どの単焦点を買うか

スナップ用ということもあり購入するレンズの焦点距離は28〜35mmくらいかなとざっくり決めてました。

 

まず候補としてあがったのがニコンの35mm F1.8

 

www.nikon-image.com

 

次にタムロンの35mm F1.8

www.tamron.jp

 

SIGMAの30mm F1.4も考えたのですが、あくまでも軽くてサイズの小さい単焦点ということなので今回は省きました。

 

ニコンの35mmはニコンユーザーとして王道の選択肢ですが、タムロンの35mmは手ぶれ補正がついているので夜スナップなどで活躍しそうですしかなり使えそう。

 

どちらもサイズ的には似たようなものでスナップ用途としてはちょうどいいサイズ感となっています。

第三の選択肢 AI AF Nikkor 28mm f/2.8D

当初は先程挙げたレンズのどちらかにするつもりでしたが、ふとDレンズの存在を思い出します。

 

www.nikon-image.com

 

Dレンズはまだ新品で現行品として販売しているくらいで、かなりのロングセラーレンズ。

 

元値が安くなっていることから中古市場では1万円ちょっとで買えてしまうという財布の優しさが魅力的です。

 

「安いとはいえコーティングとか考えるとなるべく最新レンズが良いよなー」とは思っていましたが、実際ヘリオスなどのオールドレンズを使った感じで古いレンズも全然問題ないことを体験したため、最近多少古いレンズに関して免疫ができていることも選択肢に入った要因として大きかったでしょうか。

 

そして、タイトルの通り私はこの28mm F2.8を購入することになります。

 

昔のNikonレンズの写りがどんなもんか気になったということもあったので。

使い心地

世代の古いレンズとなるので、撮影の軽快さに関しては少し不安を感じていましたが、実際に使ってみるとほとんどストレスを感じることなく撮影することができました。

 

AFスピードは遅くない

最新のニコンレンズと比べてしまうと確かにAF速度は劣りますが、十分実用的な速度でスナップでの利用においてもサクサク撮ることができました。

 

スナップのレンズとしては35mmとか50mmが王道ですが、28mmという焦点距離ならフルサイズならもちろんAPS-Cでも丁度いい焦点距離となるので、違うセンサーサイズのボディを複数持っている人なら28mmはおススメです。

 

AFの音は流石に「ジー ジー」と鳴りますので静かに撮影をしたい時にはこのレンズの利用を控えた方がいいかもしれません。
でもそこまで音大きくないですけどね。

 

感覚的にはPENTAXの35mm Limitedみたいな感じです。速度も音も。

 

激しく動き回る子供とか動体撮影には向かないと思います。

AF周りのちょっとした不満

AF速度はそこそこ良かったのですが、暗い場所などではAFが迷い、ひたすらジーコジーコと音を立てるという場面がありました。

 

そして一度迷ってしまうとそこから抜け出すのに苦労するという。

 

僕は気軽にスナップするためのレンズとして購入したので許容範囲ですが、もし「撮影ミスが許されないガチンコの撮影でも使いたい!」と考えているなら他のレンズをおすすめします。

作例

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こってりと色を写してくれる優等生

このレンズはD500に装着して使うことが多いのですが、写りの感想としては「色をこってりと写してくれる」というもの。良い意味で。

 

EXPEED5の写りがシャープということも相まって建築物などの硬いものを撮る時は撮り終わったあとに「いいわーこれ」と思わず口に出してしまいます。

 

とはいえ、人物写真に向いていないのかというわけではなく、肌の質感等もしっかり映し出すのでポートレートでも使えるでしょう。

 

ただ、先程述べたようにAFが最新レンズと比べて劣るため、動き回る子供の撮影などは苦労すると思います。

ニコンのDレンズシリーズはコストパフォーマンスがめちゃくちゃ良い

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私は今回このレンズを「まあ失敗してもいいか」という軽い気持ちで購入したため中古で手に入れたのですが、1万円ちょっとで買いました。

 

他にも同じような価格で販売されている中古品はありましたので、中古ならかなりコストパフォーマンスが良いレンズと言えます。

 

そもそもSIGMAの24-35mmと焦点距離被ってますし用途としては完全にお散歩用となるため、ある意味割り切って安いレンズ買って良かったと思います。

 

ちなみに今回レンズのみだったのでレンズフードを別途購入しました。

 

 

これはねじ込み式のフードなので基本的にはつけっぱなしです。

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でもフード付いた状態でも十分小さいので外に持っていく時はこのままカバンに突っ込みます。
かなり雑です。

 

高いの買うと「ちゃんと使わなきゃ勿体ない!」って思っちゃいますし、ある程度雑に扱っても良いという気持ちは散歩用レンズにおいてある種必要な要素なのかもしれません。

 

このレンズは28mmということでフルサイズでの使用は広角気味になりますが、APS-Cなら標準域の焦点距離になるため、カメラを買って初めてのレンズとしても使いやすいでしょう。

プロフィール

Webマーケティング・ライター・カメラマンと幅広くお仕事させていただいております。
ガジェットやカメラ系の話題が多いです。

カメラは複数のマウントで運用中。
SIGMA・SONY・FUJIFILM・RICOH

お問い合わせは下記のメールまで
syabelog@gmail.com

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