HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited レビュー

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

寄れる標準マクロ

PENTAXにはレンズのラインナップが数種類あるんですが、中でもLimitedレンズという種類は手を出しやすい値段で写りが良いことから人気のあるシリーズです。*1

今回レビューをするのはLimitedレンズの中でも標準域のカテゴリに入る35mm Macro。

www.ricoh-imaging.co.jp

焦点距離は35mm換算で52mm相当となるため、日常的なスナップでも使える画角となっています。

非常に扱いやすく、個人的にはPENTAXボディを購入したらマストバイアイテム。
おそらく買って損したと感じる人はあまりいないレンズなのではないでしょうか。

ちなみに35mmにはLimitedではなく無印の安価な単焦点もあります。
今回はそっちのレビューではないのでご了承ください。

www.ricoh-imaging.co.jp

サイズ・重量など

サイズは63×46.5、重量は214gと非常にコンパクトで軽量です。
PENTAXはコンパクトな一眼レフが多いので、このレンズと組み合わせるとお散歩スナップにちょうど良いでしょう。

カラーはブラックとシルバーの2種類があります。

f:id:syabelog:20170509150508p:plain:w600

私はKPのボディがシルバーだったのでボデイカラーに合わせてシルバーを買いました。

f:id:syabelog:20170223160949j:plain:w600

他社ではレンズのカラーを選べるということはほとんどないと思いますので、このようなところにも遊び心があるのはユーザーとしてもありがたいです。

人によって撮影スタイルは違うので一概には言えませんが、レンズが小さいと「ついでにコレも持っていくか」という選択肢が生まれます。
以前Panasonicを使っていた時も20mm F1.7というパンケーキレンズは非常に使い勝手が良く、使うかわからないけどとりあえず毎日カバンに入れてるという運用をしていました。

www.syabelog.site

PENTAXの35mm Limitedもカバンの中に常に入れていても負担にならないサイズのレンズです。

テーブルフォトなどで料理をマクロ撮影したい時が急に来るかもしれないので常に入れておけるサイズは非常に重宝します。

このレンズの便利な点としては、レンズフードはレンズと一体型になっているということも挙げられます。
レンズフードを使う時はスライドさせてレンズよりも前に引き出すギミックとなっているため、レンズフードで幅が占領されるという心配もありません。*2
あと付け外しの動作がないので実際に撮影する時も楽。

写りとか作例

マクロレンズというのはどのメーカーもカリカリと描写するレンズが多いです。
この35mm Limitedも比較的しっかりと描写する印象。
F8くらいまで絞れば結構解像感あります。

f:id:syabelog:20170509154825j:plain

しかし、上記のようにカリッカリと固く写すのではなく、全体的に柔らかく写ります。
そのためマクロ撮影以外でも扱いやすい絵を出すことが出来ます。

f:id:syabelog:20170509154856j:plain

カリカリ度で言ったら16-85mmの方が感じるかも

www.syabelog.site

35mm換算で50mm付近ということもありスナップでも本当に使いやすい焦点距離です。
「スナップで好きな焦点距離は何mmですか?」という質問をすると人によって「広角が良い!」とか「「35mmが至高!」はたまた「中望遠単焦点がベストだろ」と意見が多く出てきそうですが、私個人としては35mm〜50mmが使いやすいと感じているので、このレンズは非常に使いやすかった。*3

f:id:syabelog:20170509155047j:plain

ガッツリとしたマクロ撮影のをする場合は90mm〜130mmあたりの焦点距離でないとグッとアップにしにくいので花とか虫はそっちのレンズを使いたいのですが、食事に行った時のテーブルフォトなどではこのレンズくらいの焦点距離が一番使いやすいです。
程よく画角が狭いので体を寄せれば情報の取捨選択がしやすいですしマクロレンズなので当然寄れます。*4

f:id:syabelog:20170509155113j:plain

f:id:syabelog:20170509155202j:plain

私の場合はKPで使っていたのでMFでピントをあわせるときにエッジ抽出・エッジ強調機能があるので非常に合わせやすかったです。

AFに関してはジーゴ…ジーゴ…と壮大な音を奏でることがたまにあるので、そこはやはりPENTAXらしいというかなんというか。*5
その部分も丸ごと愛して使う必要があるでしょう。

正直スナップで使っている時に「あ!今シャッターチャンス!」と思ってカメラを向けたらピントが合わないということがちょいちょいありました。

とはいえ、写りに関してはLimitedの名前に負けないので、無印の35mmとこっちで迷ったら間違いなくこっちを買ったほうが良いでしょう。
使い勝手も含めこちらが上回ってます。

f:id:syabelog:20170509155557j:plain

16-85mmは便利だしカリカリ写るので好きなんですが、KPの携帯性とか考えてこのレンズが一番可動している気がします。

着けっぱなしレンズとしてスナップ・マクロとこなせるので非常に便利なアイテムと言えるでしょう。

*1:上にはFAシリーズとかもあるんですが、今回の記事では割愛

*2:アルミということもありこういうギミックで胸が踊ります。ロボっぽっくて

*3:ていこくらんち先生のカメラバカにつける薬7で40mmが標準か否かという裁判が行われてましたね。ちなみに私は標準に投票しました。

*4:こういう時に中望遠マクロだと店の雰囲気残しつつ被写体をメインで写すっていうのが難しい。椅子から立って撮影しないと焦点距離の関係上食べ物だけバーン!と写す日の丸構図になりがち。

*5:PENTAXのAF周りはお家芸。新しいレンズだとピント合焦速いんですけどね

プロフィール

Webマーケティング・ライター・カメラマンと幅広くお仕事させていただいております。
ガジェットやカメラ系の話題が多いです。

カメラは複数のマウントで運用中。
SIGMA・SONY・FUJIFILM・RICOH

お問い合わせは下記のメールまで
syabelog@gmail.com

わっちをフォローする
PENTAXカメラガジェットレビューレンズ写真
スポンサーリンク
わっちをフォローする
しゃべろぐ〜カメラとガジェットのブログ〜
タイトルとURLをコピーしました