1ヶ月ほど前にグレイテスト・ショーマンを観ました。
結構ロングランもやっていることもあり、興行収入も日本で公開されたミュージカル映画ではラ・ラ・ランドを抜いて第1位になったようです。
44億円*1ですよ。
やばいですね。
実際めっちゃ良かったので記事にするんですが、記事にするの遅すぎですよね。
すいません。
王道のミュージカル
封切りから結構話題に挙がっていて、ヒュー・ジャックマンが主演*2ということもあり個人的には非常に期待が高まっていたこの作品。
内容としては本当に王道のミュージカル映画で、主人公が苦労をしながら最終的には大成して大円団!という流れ。
かなりざっくりとしてますが。
グレイテスト・ショーマンは登場人物もさる事ながら、サーカスという舞台ゆえに単純に成功までのサクセスストーリーが気持ち良く描かれているだけではなく、サーカス的な演出も見どころの1つ。
映画見終わった後に「サーカス観にいきたいなあ」と思わせてくれます。
純粋に楽曲が素晴らしい
ミュージカル映画だし楽曲にこだわるのは当然かもしれませんが、グレイテスト・ショーマンは楽曲が素晴らしいです。
Never Enoughとか「何これMV?」って思うくらい引き込まれました。
※実際は上の動画みたいに歌詞は飛び交っていません
多分その時の顔は舞台袖から見てるヒュー・ジャックマンのそれと同じだったと思います。
他にも劇中で登場する曲はどれも普段から聴きたいと思えるものばかり。
ちなみに私は映画館出た瞬間にApple Musicのライブラリに追加をしました。
グレイテスト・ショーマンくっそ良かった。映画館出てすぐApple Musicでサントラインストールしました
— わっち (@lojec) 2018年3月18日
個人的に好きなのはバーナムがフィリップを口説いてサーカスに引き込む時の歌ですね 。
二人のやり取りも去ることながらバーテンダーの動きが妙に機敏で映画を観ている時はそっちにばかり気を取られていました。
差別とコンプレックスを乗り越える自己肯定
グレイテスト・ショーマンに出てくるキャラクターは身体・精神的にコンプレックスなどを抱いています。
バーナム(ヒュー・ジャックマンや)フィリップ(ザック・エフロン)も過言ではありません。
バーナムがサーカスを結成するまではなるべく人目を避けるように過ごしていた団員達ですが、サーカスに誘われることによって自分たちの居場所を見出します。
しかし差別はなくなりません。
認める人がいる一方で絶対に認めたくない人もいます。
地域住民との衝突などで団員達は深く傷つきますが、その苦難を乗り越えてそれぞれが自分のアイデンティティーを改めて認識し、新たな一歩を踏み出す瞬間が訪れます。
劇中歌の中でも目玉的な扱いをされてる「This is me」はまさに差別やコンプレックスを克服した瞬間という曲です。
成功者として描かれているバーナムはどうかと言われると、成功への欲が強いため*3色々な所でやらかしてしまうわけですが、最後は雨降って地固まるという感じで落ち着きを見せます。
元々バーナム自身が恵まれた環境で育ったわけではないので、余計に成功への欲が強かったのでしょうが、これもあるタイミングで自分を見つめ直し「サーカスを成功させる」こと以外へも目を向けるようになります。
これもある意味コンプレックスの克服とも言えるでしょう。
開き直りの処世術
開き直りっていうとあまり良い印象を持たない人もいるかと思うのですが、社会人としてそこそこ過ごしていると開き直ることは結構大事だと感じています。
仕事はよっぽどやりたいことと合致してない限り、やりたくない事や面倒な事がほとんどを占め、嫌なことが多いです。
真面目な人ほど「ああ、ミスをしてしまった…どうしよう」と自分を追い込んでいってしまい、最終的に体を壊してしまうことにも繋がります。
だからこそ、どこかのラインで「まあ、なんとかなるだろ」とか開き直ることが大切。
グレイテスト・ショーマンのThis is meはある種開き直りの歌ですから。
コンプレックスがあったとしても「だからどうした!」と言える強さが欲しいものです。
それが一番難しいんですけど。
リピートしたくなる気もわかる名作
グレイテスト・ショーマンは公開から時間が経っているのにも関わらずまだランクインしています。
多分リピーターがめっちゃいると思います。
私ももう一度観にいきたい。
オチは知ってるけど一回目とまた違う楽しみ方ができそうだし。
最近応援上映とかたまにやってますけどミュージカル映画ってそういうのやらないんですかね。
絶対楽しいでしょ。会場が一体になりますよ。