【APS-C最強カメラ】Nikon D500を仕事・プライベートでバリバリ使ったのでレビュー

彗星の如く現れたD500

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2016年4月に突如現れたD500

www.nikon-image.com

 

D500の前にD5が発表されており、そっちはそっちで化け物扱いされていたカメラ*1ですが、こちらも発表直後は負けず劣らず。

 

D5のAF性能をそのまま引き継いだD500はAF速度・測距点がフラグシップそのままという出来です。

 

系譜でいうならD300シリーズなんでしょうけど、後継機待ち望んでいた人からすると本当に欲しくてたまらなかったのではないでしょうか。

 

そんなD500ですが値段も落ちてきたこともありかなりお買い得感のあるカメラとなってきました。

 

動きものを撮らないという人にも是非手にしてほしいカメラです。

D500の良い所

使っていて良いと感じた点を列挙します。

 

AF速度・食いつき

D500はまずこれが挙げられるでしょう。

 

D5から引き継いだ激強AFは本当に速いです。

 

AF速度はレンズにも影響しますが、どのレンズを使っても食い付きが悪いと感じたことはありません。*2

 

そしてそのAF速度と合わせて動体撮影してる時に凄いと感じるのが食いつきの良さ

 

合わせたい被写体にグッとピントが合う瞬間は非常に気持ちがいい。

 

もはや適当にフルオートとかでも失敗写真出ないんじゃないかと思うレベルです。

 

カメラに甘えちゃいますね。

 

細かなAF設定

D500のAF周りで気に入っているのがAFの食いつきをある程度自分で設定できること。

 

基本的にはニュートラルな状態にしてますが、スポーツによってAFの具合を調節してます。

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バスケとか動きが予測つきにくく、AFポイントもすぐに変える必要がある競技はポイント変更の挙動を速くしたり、サッカーのように被写体と他の人が被ることが多い競技はAFが少しゆったり動くように設定してます。

 

D500はAFが優秀なのでこのあたりの設定をいじらない人多そうですが、よりピントの合った写真を求めるなら設定することをオススメします。

 

AFエリアの広さ

D5はAFの測距点が153点ありますが、D500はその測距点の数をそのまま移行してます。

 

それゆえ一眼レフではありえないほどのAF範囲の広さ。

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画面いっぱいにAFポイントがあるので、動きもの以外でもポートレートで役に立ちますよね。

 

構図によっては結構端の方にピントを合わせなくてはいけない時もあると思うので。

 

コサイン誤差とかを気にすることもないですし*3ミラーレスのように軽快です。

 

フリッカー軽減機能

これはスポーツを撮る人で特に室内スポーツが中心な方にとっては非常にありがたい機能だと思います。

 

今まで室内スポーツを撮影したことある人で「あれ?写真の色味がまちまちになっちゃう」と感じたことはないでしょうか?

 

これはカメラが壊れたとかではなく、蛍光灯の点滅回数によって写りが変わってしまうフリッカー現象が原因なのです。

 

家庭用電源は東日本が50ヘルツで西日本が60ヘルツとなっていて、蛍光灯はこのヘルツによって1秒間の点灯回数が変わってきます。

 

東日本だと1秒間に100回、西日本だと1秒間に120回と言われています。

 

蛍光灯はずっと明かりを発しているのではなく細かく点灯をを繰り返していることになるので、上記の100または120を超えるシャッタースピードで連写をすることで、蛍光灯がちゃんと点いているタイミングだけではなく、明かりが消えているタイミングでもシャッターを切ってしまうことが起きてしまいます。

 

このような理由で色味が変化していたんですね。

 

じゃあシャッタースピードを1/100以下にするしかないのかという話になってしまうのですが、D500はこのフリッカーを軽減する機能が搭載されているので、1/250だろうが1/500だろうがちゃんと均一な露出に調整してくれます。

 

私はバレーやバスケなどの室内スポーツを撮影する仕事が比較的多かったためこの機能は非常に助かりました。

 

色味・解像感

画素数は2000万画素相当ということで、昨今の高画素傾向と比べて控えめな印象を受けますが、実際撮影した写真を見ると決して解像感がないわけではありません。

 

D500というよりはEXPEED5の癖なのかもしれませんが、初期の設定だと少しシャープが強めにかかっている気がします。

 

線が太めに出るというか。

 

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これは好みもありますが私は嫌いじゃないです。

 

あと、やはりEXPEED4あたりからNikonがずっと言われ続けていた黄色がかる色味は解消されてSONYっぽいニュートラルな色味に変化してます。*4

 

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D500の色味はRAWで扱いやすいです。

 

バッファの余裕

いくら連写が速くてもバッファが無かったらすぐに連写が出来なくなります。

 

それは困る。

 

スポーツ写真なんかは常にシャッターチャンスが溢れているので途切れないようにシャッターを切り続けることが重要です。

 

その点D500は全く問題なし。

 

XQDで読み込み速いタイプを使うとRAWでも容量が無くなるまで半永久的に撮影できます。

 

前にD800でバスケの試合を撮った時はかなりバッファ問題に悩まされたのでD500で初めてスポーツ撮影した時の快適さは半端じゃなかったです。

 

程よい画素数

高画素傾向が強くなってるという話を最初に少し話しましたけど、実際必要な画素数というのはアウトプット先によって変わります。

 

ほとんどの場合は1200万〜1600万くらいあれば平気で充分綺麗な写真を撮影することが可能です。

 

じゃあ画素2000万もいらないじゃん。と思うかもしれませんが一概にそういうわけではないのが難しい。

 

これも結局撮影後のそれぞれの編集方法とか運用方法に左右されますが、少なくともトリミング耐性が上がるので後々助かる場面が多々出てきます。

 

そう考えるとD850はある意味最強。

PC環境もちゃんと構築する必要あるけど。

 

高感度耐性

スポーツなどではシャッタースピードを上げて撮影することが多く、野外ならまだしも室内だとすぐにISOが3200〜6400まで上がることは珍しくありません。

 

ISOが上がるとノイズが増えるのであまり上げたくないという人はかなりいると思いますが、D500は6400くらいだだったら難なく許容範囲です。

 

  • 明るいレンズを使わなければならない
  • シャッタースピードを下げなくてはいけない

 

このような悩みから開放されることとなるので、撮影がかなり楽になります。

 

夜景撮影のような場合暗所ノイズは6400だと少し乗りますが、まあまあ許容範囲でしょう。

 

12800は緊急用で後しっかりノイズ除去する前提なら使えるかな。

Web用なら問題なしです。

 

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他のライバル機と比較してどうか

APS-Cの高速連写モデルとしてライバルに上げられるのがCanonの7D2やSONYのα6500です。

 

7D2との比較

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D500のライバルとして真っ先に名前が上がるのがCanonの7D2でしょう。

連写速度はD500と同じ10枚と飛び物を始めとした動体撮影に向いているカメラであり、AFの速度や食いつきはかなり良好のようです。

 

基本性能などは現在もバリバリ前線をはれる内容ですが、D500との差だと測距点と高感度の差は使い勝手に大きく影響を与えそうです。

 

D500・7D2ともにシャッタースピードをかなり上げて撮影する機会が多いカメラだと思いますので、その時に好感度耐性が高いカメラの方が使い手としてはありがたいです。

 

高速連写が可能なのに高感度耐性が低いとノイズの発生を防ぐためにどうしてもISOを下げる必要が出てきてしまいますので、結果的にシャッタースピードを下げなくては行けない自体になってしまうかもしれません。

 

そして測距点の数。

 

7D2は65点と決して少ないわけではありませんがD500の測距点が多すぎるのです。

 

画面いっぱいにまでAFポイントがあると、ギリギリまで被写体を追うことができるので撮影する時の楽さは段違いになります。

 

ここまでだとD500が全部勝っているという感じに見えますが、私自身量販店でしか7D2を触ったことがありませんし、レンズとの相性や使っていくうちにわかる使いやすさ・不満点はわかりません。

 

しかし、もし7D2の後継機が出るとしたらきっとD500を超える内容のカメラを出してくれるのではないかと期待しています。
というか、Canonユーザーからしたらそうなってもらわないと困るんでしょうが…

 

cweb.canon.jp

 

α6500との比較

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SONYの動き物といえばα9がありますが、APS-Cのα6500も負けてはいません。

 

α6000シリーズは私自身気になっていたカメラなのですが、どうしても操作性に不満がありました。

 

フォーカスポイントを直感的にすぐ変えることが出来ないため、ポイント決め打ちならOKですが、コロコロとAFポイントを変えるスタイルで撮影する人間にとってはそれだけで買うのを躊躇してしまいます。

 

その弱点がタッチパネルに対応したことでα6500ではかなり改善されています。
その辺の興奮は過去にブログでも書いています。

 

www.syabelog.site

 

測距点の数もレフ機では考えられない425点とほぼ全面。

 

フォーカススピードも高速なので機能面で不満が出ることは少ないでしょう。

 

また、さすがSONYということでα6500は動画機能や動画関係のアクセサリーが豊富なため、写真だけでなく動画もバリバリ撮りたいという方はα6500は良い選択肢となりそうです。

 

不満点というかD500や7D2と比べて「ん?」と思ってしまうところがバッテリーグリップの有無とSDスロットの数です。

 

ただでさえバッテリーが弱点のミラーレス機なのでバッテリーグリップがないと長時間の撮影に耐えることができるか不安です。
連射しまくると電池の消費激しいのでα6500を使うとしたら予備バッテリー をいくつも持ち歩く事になりそうです。

 

あと、カードスロットの数は大切。

 

D500はXQDとSD、7D2はCFカードとSDのデュアルスロットです。

 

今までカードエラーなどを経験したことはありませんが*5α6500のように写真と動画も撮れるよ!ってカメラの場合は写真用と動画用で記録媒体を分けたい人は多いはず。

 

SONYとしてはあくまでもフルサイズがメインでAPS-Cはサブという位置づけなのでしょうか。

D7500との比較

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D7500は発表直後からD500との比較がよくされていました。

 

私自身もそんな記事を投稿してますし。

 

www.syabelog.site

 

記事内で「やっぱD500かD750買ったほうが良いよ」って勧めていますが、現在はちょっと考えが変わっています。

 

確かにD7200はD500と比較するとシングルスロットだったり縦グリが使えないというマイナス点がありますが、普段からシングルスロット運用しかしないひとや、そもそも縦グリを使ったことないし使う理由もないという方はD7500がおすすめだと思います。

 

発売当初は14万~15万前後でしたが、現在は最安値11万*6くらいまで落ちていますしその価格なら発表当時の割高感はなくなったと言えるでしょう。

 

秒間8コマまで撮影できて4K動画も撮れるのですからメイン機としての撮影の幅も広く、当然D500やフルサイズのサブ機としての運用もしやすいカメラだと思います。

 

スポーツとか鳥などの動体撮影をバリバリ行う人はD500の方がおすすめですが、スナップや普段使いのカメラとしてはD7500も十分D500に負けていないでしょう。

 

番外:D750との比較

最近D750も導入しましてNikonはD750とD500の2台体制になりました。

 

この2つを同時並行で使っているうちにD750とD500それぞれの良さと欠点などを感じましたので簡単にまとめたいと思います。

 

1:操作感

操作感に関してはD500の方が圧倒的に上です。

 

握ったときの感覚やボタン配置、シャッターフィーリングなどは残念ながらD750の方がチープに感じしてしまうほど。

 

特に動体撮影をする時にD750にAF-ONボタンがないことに最初は戸惑いました。*7

 

D750も決して悪いわけではないのですが、D500が良すぎるため相対的にみてこのようなことを思ってしまいました。

 

2:写り

写りに関してはやはりフルサイズのD750が安心します。

 

基本的にはRAW撮影のため補正時の耐久度が広いと感じるのはD750。

 

でもD500も好きです。
というかEXPEED5の写りが好きなのかもしれません。

 

もしD750の後継機が出たとしてEXPEED5が乗ってきたら多分D750を下取りに出して買い換えると思います。

 

3:高感度

D500はD5譲りの高感度耐性を持っているカメラなので夜スナップでも結構頑張ってくれます。

 

ただD750のほうがやはり強い。
フルサイズ強い。

 

4:D750とD500の組み合わせについて

当初考えていた組み合わせとしてはD850とD500だったのですが、ビッグウェーブに乗り遅れて在庫入荷待ち状態のため手に入らず。

 

しかし仕事の関係上追加機材を手に入れる必要がありD750に白羽の矢が立ったわけであります。

 

この2台を組み合わせて使った結果良い感じで使い分けができるようになりました。

 

取れ高重視ではD500に重きを置き、表現力やボケ感の演出などではD750を使うという感じに。
あと夜のスナップではD750ですね。

 

カメラの複数運用は資金的な問題が必ず出てきますが、それをクリアしているならば是非してほしいですね。
性格の違うカメラを揃えると結構撮影が楽になります。

 

仕事・プライベートでの使い心地

ここまでD500のことについて長々と語りましたが、実際に使ってみた感想をお話したいと思います。

 

仕事

抜群に使いやすいです。

 

「カメラマンが仕事で使うカメラはフルサイズばかりなんでしょ?」という印象があるかもしれませんが決してそんなことはありません。

 

当然フルサイズが求められる現場もありますが、カメラマンが求められるのは「クライアントが満足するクオリティを出せるかどうか」が重要であり、それを満たしているならばAPS-Cだろうがマイクロフォーサーズでも構わないと思います。*8

 

D500はD800シリーズのようにホームランを出すカメラというよりはヒットを量産するカメラという感じです。*9

 

それが仕事では非常に使いやすい。

 

画素が高すぎないので撮って出しですぐにデータ送信することもできるし、撮影後も扱い易いのが本当に楽。

 

D5ほど大きくもないので荷物も比較的コンパクトに収めることができます。

 

プライベート

仕事では満点ですがプライベートではどうかと言われると90点というところです。

 

あまりにも出来がいいので、ある意味面白みがないというかなんというか。
私ひねくれてますね。*10

 

プライベートだと撮れ高はもちろん撮影する過程を四苦八苦するのも好きなので、優等生なD500は少し刺激が足りないのです。

 

とはいえ気持ち良く撮影できることは間違いなし。

 

私がひねくれているだけで性能自体は本当に満足しています。

 

買って不満が出るというカメラではないことは断言できます。

 

D500買ったらしばらく撮影で困るってことはなくなるでしょう。

 

シャープな絵も出せるし連写も当然バリバリいけるので動体撮影も可能。

高感度も強いので暗所でもそこそこ活躍できる。

 

オールラウンドに活躍できるので、D500から買い増しするとしたらD850かD5のどちらかが王道となるでしょう。

D500をメインにするならD7500かD7200あたりですかね。

D500は現行APS-Cカメラでは最強だと思う。

多分最強です。
D500はAPS-Cにて最強*11

 

7D2の後継機が完全に1DX2の小型版だったらわからないですが、「いまのところ」最強だと思います。
下手なフルサイズ買うよりも良い買い物かと。

 

このカメラで撮れないとしたら使うレンズを間違えたかその人の腕がアレだったかのどちらかです。

 

実際使ってみて「これで撮れないものないな」と強く感じます。*12

 

発売当初は23~25万でしたが、今は値段も落ちてきて安ければ17~18万で買えます。

 

めっちゃお買い得。

 

APS-Cだと望遠域に強いのでメインカメラでなくサブカメラとしてもおすすめ。

 

多分量販店で触るだけでは良さが伝わらないのでまず買ってみましょう。

 

きっと買って良かったと思えるカメラだと感じるはずです。

 

 

*1:今でも充分化け物ですが

*2:純正のみならずTAMRON・SIGMAレンズも含めて

*3:私自身あまり気にしたことはないんですけど

*4:そもそもセンサーはSONYなんですけど

*5:先日仕事中にD750でカードエラーを経験しました…デュアルスロットで本当に良かったと思った瞬間

*6:2017年10月15日現在

*7:設定で割り当てることはできます。

*8:実際はCanonやNikonが好まれるのでそれに合わせる方も多いです。私もその一人…

*9:パワプロで例えるとミートA・パワーB・走力A・アベレージヒッター・広角打法という選手

*10:最近Sd Quattro H買おうか悩んでます。Foveon…

*11:元ネタはナルト。ネジは犠牲になったのだ

*12:当然フルサイズと比較したボケ表現とかは別ですが

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