新品派?中古派
世の中には「物を買う時は新品のみ」という方と「なるべく安く手に入れた」という中古方がいます。
ちなみに私は半々ですね。
中古で良いものがすぐ見つかれば中古で買いますけど、新品と比べて値段も変わらず、安いとはいえ状態が良くないというものは買いません。
あと中古で探すの面倒な時とかですかね。
財布に余裕があれば常に新品を買いたい気持ちがあるんですが、価格も価格なんでなかなかそうもいかないのが悲しい。
あとは家電量販店でポイントが付くかとか色々ありますが、新品と中古を買うのはケースバイケースという感じです。
家電と中古
家電製品は中古市場が賑わっている業界の一つです。
新製品が出たら型落ちを安く手に入れてお買い得に使うという人はかなり多いでしょう。
最近だとヤフオク以外にもメルカリなどのフリマアプリが人気ということから「中古での取引がわからない」と考えていた層も積極的にサービスを利用するようになったのかもしれません。
デジカメにおける中古品
デジカメはカメラ・レンズ共に中古品が常に出回っています。
ただ「カメラのような精密機械を中古で購入するのは怖い」という声が結構あります。
電源は入るけどチリが多いとか、前の持ち主がカメラをどんな保管方法で扱っていたのかわからないなど不安要素は沢山ありますので気持ちは凄いわかります。
僕も買う時にカメラやレンズの状態はめっちゃ確認します。
もしヤフオクとかなら出品者に質問をしますし、その質問が見当違いのものだったらその出品者からの購入は取りやめます。
確かに中古カメラ・レンズには状態が担保されないことがあるのでリスクはありますが、それでも新品よりも数万円も普通にディスカウントして買えるのは非常に魅力的でしょう。
型落ちが現役なんてザラ
カメラ界隈では型落ちを使うなんてことはザラ*1にあります。
カメラの性能自体が昔の機体も良くできているということもあるのですが「本人の腕と忍耐」次第でどうにかなってしまうので、わざわざ高いお金を出してまで最新機種を買う必要ないと考える人も多いでしょう。
最近のカメラだと高画素・高感度耐性とか4K動画撮影などの機能が必要なければ普通に10年前のカメラでも現役バリバリで良い仕事をしてくれます。*2
じゃあ最新のカメラを買うメリットは?
最新機種を買うメリットは最新の機能を使うことができるということはもちろんですが、「撮影時に楽できる」というのも非常にメリットとして大きいです。
最近のカメラは優秀なので、ある程度の設定がわかればカメラの方で制御してくれる項目も増え、撮影時はシャッターとフレーミングに力を割くことができます。
「苦労して撮ることが好きなんだ!」という方は最新機種はあまり響かないでしょうが、僕のように「楽に取れ高がほしい」とも考えてしまう人にとっては最新機種は本当に魅力的。
地元で散歩しながらスナップとかなら失敗写真を量産しても気にならないですが、旅行とかでそれやってしまうと結構凹みますしね。
デジカメの中古品を探す時に気をつけること
自分に必要なスペックを備えているか
どの買い物をする時もそうですが、型落ちで安く買えるからといって妥協しすぎると後で絶対後悔します。
カメラだと画素数や連写枚数、高感度耐性あたりが判断しやすい所でしょうか。
例えば画素数は必要だけど連写と高感度はそこまで高くなくて良いということであれば、NikonならD800が安くてオススメですし、とにかく安くて連射できるカメラということであればD300sなども候補にあがるでしょう。
カメラは最新のものでさえ何処か妥協する点が出てくるので、型落ちなら尚更です。
しかし、最低限の要望をクリアしてるのであれば型落ちでも十分働いてくれるので結果的にレンズ代に回すことも出来ます。
付属品の有無
私は付属してくるストラップなどは使わないですが、付属品や外箱があるかというのはチェックします。
というのも、デジカメはレンズの買い替えよりカメラの買い替えの方が激しいので*3私は下取り価格の事を考えて中古品を探します。
中古であまり値段が落ちないカメラなら購入後から一年後に売ったとしても購入額の8割くらいで売れたとかよくあります。*4
付属品の有無だけで売却時の値段が1万以上動くことも珍しくないので「このカメラは多分死ぬまで売らない」というよっぽど決意の固い購入以外では付属品ついてる方がいいです。
シャッター回数の確認
この確認は結構大切だと思います。
各カメラにはシャッターの耐久回数というものがメーカーから公称されてまして、基本的にそのシャッター回数を超えるといつ壊れてもおかしく、もし壊れたらシャッターユニットの交換を強いられます。
1桁機は40万回とかOKですが、中級機になると15万〜20万回というところでしょう。
エントリー機はそもそもあまりシャッターを切られていないことが多いですが、フルサイズやAPS-Cでも連写機(7D2やD500など)はプロが使っている可能性があることはもちろん、アマチュアでもプロと同じようなレベルでシャッターを切っている可能性があるので、蓋を開けたらとんでもないシャッター回数切られていたなんてことはありえます。
*5
例えば見た目はキレイだとしてもシャッター耐久回数ギリギリくらいまで切られていたら購入してすぐユニット交換する可能性もありますし、安く済ませるつもりで中古品買ったのにメンテ費で新品と変わらなくなるかもしれません。
*6
たまにシャッター回数を記載してくれてる中古ショップやオークションの出品者はいますけど、ほとんどは記載をしてくれないため、積極的にシャッター回数の確認を質問で投げかけてみましょう。
これはオークションの場合、相手がどの程度カメラの知識がある人なのか判断する指標にもなるのでおすすめ。
すぐに教えてくれる人はカメラの知識があるので取り扱いにも気を使っている可能性が高いですが、もし「シャッター回数?」「シャッター回数の調べ方がわからない」というような回答だったら私は購入を見送ります。
中古で買う以上少しでもリスク回避したいので。
大事なのはレンズ
写真はカメラを変えることで劇的に撮れる絵が変わりますが*7写真はレンズも大切です。
むしろレンズ
カメラボディは進化が早いので2年〜3年で買い換える人が結構いますが*8、レンズは一回買ったらよっぽど気に食わないレンズでもない限り使い続ける人がほとんどでしょう。
カメラを中古で買う分レンズへの費用へお金を回すことができるので、ある程度レンズが揃ったらカメラボディだけの出費で色々と楽しむことができます。
それに新品でレンズキットのみになるよりは中古でレンズキット+単焦点1本の方が写真表現の幅は広がりますし、多分写真を撮っていても楽しいと思います。
結論:カメラの中古は怖くない
カメラの中古は怖くないです。
カメラって思っているよりも丈夫なんですよね。
私自身中古でデジカメをよく買いますが今まで故障をしたという記憶もありません。
当然当たり外れはあるんでしょうけど、中古ショップで購入したら購入からしばらくは保証期間あったりするので、あまり心配はしていないです。
ちなみに私はマップカメラ*9はよく使います。
みなさんも欲しいカメラを中古で見つけてぜひ楽しいカメラライフを送ってください。
*1:どこかのイタリア艦ではありません。
*2:撮影の現場でもプロの方でCanonの5DⅡ使ってる人結構います。特に仕事メインで使う人の場合は投資する価値があるのかという事を考えてしまうので、買い替えは慎重ということもあるのですが
*3:多分レンズは10年選手だけどカメラは最新という人も多いはず
*4:私はD800を12万位で買って11万位で売れました。ほぼマイナスなしの奇跡
*5:動体撮影する人は1回の撮影で1000回以上シャッター切るの珍しくないです。
*6:車検切れそうな中古車買ったという感じでしょうか
*7:場合によってはあまり変化はないかもしれませんが、例えばエントリー機から1桁機に変えたとしたらそれはもう革命レベルの変化になるはず
*8:場合によっては1年に数回
*9:沼住民御用達中古ショップ