Ricoh GRⅢのワイコン(GW-4・GA-1)を使ってイマイチだと感じてしまった3つの理由

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GRⅢのワイコンを買ってみた

いつか買うかだろうなと思いしばらく様子を見ていたのですが、やっぱり買ってしまいました。

GRⅢは28mmということで基本的に見たままの風景全域を映し出すことが可能ですが、ワイコンを使って更に広いが画角でも撮ってみたいなという気持ちがふつふつと。

元々あまり超広角の画角は使わない人間なのですが、時々使いたくなりますし、でもその時のためだけに10万前後投資するのもどうかなと迷っていたのですが、GRⅢのワイコンであればそこまでお金を使わずに21mm相当という画角を手に入れることができます。

今回のワイコンはGRⅢ専用で再設計されたということもあり画質の劣化も少ないかなとかそのあたりの期待もありました 。

ワイコンとレンズアダプターの外観など

 

 

こいつがワイコン(GW-4)本体です。

ただ、GRⅢはワイコンをつけるために専用のレンズフード(GA-1)と一緒に使う必要があります。

それがこいつです。

 

 

これだけだとただの筒です。

ワイコンと組み合わせるとこのくらいのサイズになります。

 

 

結構大きいですね。

前から見てみる図。

 

 

そしてGRⅢに装着してみた図

 

 

横から見るとその出っ張り具合がわかると思います。

そこそこ大きいです。

 

 

 

レンズフードも付属しているのでレンズフードを装着してみるとこのような形に。

ただ、このフードめちゃくちゃ浅いので「これレンズフードの意味ある?」と疑問に感じてしまうほど。

私はレンズフード必ず着ける派ですが、GRⅢのワイコンに関してはいらないかもと思いました。

 

画角の違いなど

GRⅢにワイコンを装着すると28mm相当から21mm相当になります。

実際にどの程度変わるのかというのはこんな感じ

 

ワイコンなし(28mm相当)

ワイコンなし(28mm相当)

ワイコンあり(21mm相当)

ワイコンあり(21mm相当)

 

結構ぐっと後ろに引いたような感覚で写りますね。

左右のビルで28mm相当では写りきらない部分が21mmでは余裕を持って写すことができています。

 

 

みなとみらいに来ると思わず撮ってしまうのがこのうねうねですが、21mmまで広角だと全体も綺麗に収めやすいです。

画角がもう少し狭いと大抵入り切らないので潔く一部にアップして写すとか四苦八苦する被写体。

 

 

広角なので風景写真としても使えます。

風景写真では中望遠~望遠を使うことも多いのですが、実際に目の前に広がる景色の感覚を伝えるのには広角の方が良いかなと個人的には感じてます。

上の写真が良いか悪いかでいうと正直微妙な写真だと思いますが、一応風景写真で使うとここまで映るよってことで参考程度に。

他にワイコンで撮影した写真がなかった…

ちなみにワイコンを着けるとExifもちゃんと認識してくれるのであとから写真を整理する時に楽です。

GRⅢのワイコンは買うべきか否か

GRⅢを買ってからほぼ毎日持ち歩いており、その中での画角の変化があれば面白いかなと思ったので今回ワイコンを買ってみたのですが、写りに関しては良好でワイコンを使ったからといってワイコンなしの状態よりも画質の劣化を感じるということはなかったです。

ただワイコンの運用は私のスタイルに合わなかったというのが正直な感想です。

あとはワイコン自体に若干不満があったりとか

気になった点1:全体的に外観が安っぽい

これはまず最初に気になった点です。

レンズフードやワイコンは全体的にプラスチック感が強く、決して所有欲を満たしてくれるような素材を使っていません。

GRⅢ自体がそこそこしますし、そこにワイコンとレンズフードも加わると普通に一眼買えるレベルとなるので、もしもう少しワイコンの値段が上がってしまったとしても見た目の素材など安っぽさはなくしてほしかったです。

あとレンズフードがゴム製っていうのも微妙でした。

レンズフードを着けたときの「こいつだっせぇな…」という落胆がわりと激しかった。

レンズフードプラスチックで作れなかったんですかね。

予算の関係でしょうか。

気になった点2:ワイコンを装着したときのグラつき

ワイコンを着けるときはGRⅢのリングを外してそこに装着する形です。

この装着したときのワイコンにグラつきがあります。

これはワイコン自体が重いということもあるのですが、そもそもGRⅢのリングが外れやすいようにカチッとハマっていたとしても軽めにハマるような設計になっていることが要因かと思います。

そのグラつき具合は結構不安になるレベルで「これもしどこかにワイコン擦ったら、擦った衝撃で接続部分壊れそうだな」と思う程です。

本当にこのグラつきは気になった。

私の個体差なのか全体的にそうなのかということはわかりませんが、GRⅢのリングを落としたという人をちらほら見かけるので全体的な話なのかもしれません。

気になった点3:ワイコンを着けたときの取り回しが思った以上にGRⅢの良さを殺した

これを言ってしまうと元も子もないのですが、ワイコンの大きさがGRⅢの持ち運びやすさと撮影時の軽快さを思った以上に殺してました。

広角レンズとして見るとこのワイコンはかなり小さいですし、カメラ+レンズの組み合わせ全体で見ても十分小さいと言えるでしょう。

ただこのワイコンを使うときは普段GRⅢで何気なく撮ったり、適当にバシャバシャと撮影しまくるというスタイルから若干一眼を使っている感覚に近くなってしまいます。

ワイコンを着けるときも一眼のレンズ交換と同じ感覚になりますし。

購入前は「GRⅢとワイコンを常に持ち歩けば撮影に幅が広がる!」って思っていましたが、実際購入後もほぼワイコンなしでの運用がほとんどでした。

GRⅢをポケットに入れて撮影してすぐにしまうというスタイルが多かったのでワイコンを着けるとそれができないし、ワイコンを着けたまま手に持って長時間歩くと結構手が疲れます。

ワイコンを着けることによってGRⅢのバランスがめっちゃ崩れます。

GRⅢはそこまでグリップの凹凸がないカメラですが、重心が前にいかないからそれでも十分持ちやすいのであって、普通にレンズが着いてしまうとかなり前に取られます。

じゃあアクセサリーで追加グリップを買うかってなると、それはそれでGRⅢの良さを殺しますし、重いレンズでグリップも求めていくとなるともう一眼で良いじゃんって結論になってしまいます。

極端にGRⅢだけで完結させたい場合はあり、でもそれ以外なら無理に買う必要はないかと

GRⅢが本当に好きでGRⅢ以外のカメラで撮影しませんよという方であれば、ワイコンを手に入れることで違う画角の撮影ができるため、購入はありかと思います。

ただ、普段の持ち歩きはGRⅢを使うけど普通に一眼レフやミラーレス一眼がメインだよ!って人は無理して買う必要はないアクセサリーです。

もしAPS-Cで良いのであればワイコンの値段に+αで超広角のズームレンズを購入することができますし。

もう少し所有欲を満たしてくれる作りであればちょっと利便性は劣るけどこれはこれで良いかと感じるでしょうけど、残念なことにそこまで所有欲を満たしてくれるアクセサリーでもないため「使えるか使えないか」という部分で判断する比重が自然と多くなってしまうわけです。

単純に21mmの広角レンズとボディの組み合わせということで考えると確かにGRⅢ+ワイコンは非常に小さいので、気軽に超広角域の撮影をしたいけど、わざわざ広角レンズを持ち出すのが面倒だったという人にとっては刺さるかもしれませんが、GRⅢをとにかくコンパクトに運用したかったという私みたいな人間に取ってはメリットよりもデメリットの方が目立ってしまったという形です。

ワイコンって店頭に置いてないので※1店員さんに言えば出してくれたかもしれませんがとりあえず買ってみるかという勢いで試してみたんですが、正直既に売却検討してます。

熱狂的なGRistはぜひ人柱となってみてくださいませ。

補足説明

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1 店員さんに言えば出してくれたかもしれませんが
プロフィール

Webマーケティング・ライター・カメラマンと幅広くお仕事させていただいております。
ガジェットやカメラ系の話題が多いです。

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