iPadから気軽にブログを書きたいというニーズ
これからブログを始めたい人、既に始めてるけど執筆環境を整えたいと考えている人が考えることの中に「iPadだけでブログ更新できる?」というものがあるでしょう。
毎回PCの前に座ってガッツリと気合を入れて更新するのは疲れますし、少しライトな感じでも更新したいと考えている人にとってはiPadだけでブログ更新というのはわりと魅力的です。
持ち運びも楽ですしね。
私自身iPadからブログを更新することは結構あります。
カフェで休憩しながら記事書いてそのままアップロードする感じ。
前提としてiPadをカスタマイズする必要がある
結論から言うとPCを使った方が快適にブログ記事を書けることは間違いないのですが、iPadだけでもそれなりに仕上げることはできます。
実際に私もちょいちょいiPadだけでアップすることありますし。
でも「iPad買った!これですぐ執筆できる!」というわけではありません。
ハード周りやソフト周りを整えてようやくPCに近づくという感じですね。
なので、もしも外であまり執筆しないという方は執筆用に安価なWindowsPCやChromebookを買った方が幸せになれます。
使っているハード
まずはハード面の話です。
記事を書くには文字入力をしなくてはいけないのでその環境を作るのはまず最初に行うべきでしょう。
特にキーボード周りは実機なども確認しつつ購入するのが吉。
iPad
iPadで更新するって言っているんだからこれがなければ始まらない。
この記事が成立しませんね。
私が今使っているiPadは2018年に発売された無印のiPadです。
iPad Proの12.9インチを使っていたのですがそのサイズ感に少し疲れていたため、しばらく前の世代のiPad Airを使っていました。
ただしスペック的に今ひとつということもあり、iPad Proの9.7に買い換えるか悩んでいたのですが、その時に無印iPadが発売されたのでちょうどいいと思い購入。
今だと新しいiPad Airが出ましたしわざわざ2018年の無印モデルを買う必要はないですが、iPadとしてできることは最低限クリアしているのでコストパフォーマンスは良いと言えます。
でもWiFiモデル買っちゃったんでLTEモデルのiPadに買い換えようかなと検討中。
Bluetoothキーボード
iPad ProであればSmart Keyboardが使えるのでそっちを使う人が多いと思いますが、私が現在利用しているのは非対応となるため別途キーボードが必要になります。
現在利用しているのはMicrosoftから販売されているMicrosoft Universal Foldable Keyboardです。
このキーボードは結構昔から愛用していて、初代iPad Proを買ってからずっと使ってます。※1一時期Smart Keyboardを使っていた時期もありましたが基本的のこのキーボード
なんせ折りたたみということもあり、コンパクトですし持ち運びには苦労しません。
キーピッチも結構広めなので窮屈さはなく誤入力も比較的少なめ。
ただ、膝上で使うことができないのでそれだけ納得できれば良い商品だと思います。
Bluetoothキーボードは結構色々と試してみましたが、サードパーティ製ではこれが今のところ一番です。
Apple Pencil
iPadを使うならとりあえず買っておいていいじゃない?と言えるアイテム。
ペンであり、マウスでもあるのでApple Pencilがあるのとないのでは結構スピード感が変わります。
ブログを書く上で役に立つのが簡単な図を書いたり写真や画像に書き込みをしてそれを載せたい時とか。
ただ画像を載せるだけではなく、字を書き込むことでよりわかりやすくなる場合も少なくないので、ブログ更新時は頻繁にApple Pencilはりようしてます。
Apple Pencilの第2世代の方が性能は良いですし充電方法がスタイリッシュなのでおすすめですが、※2逆に第1世代がくっそダサいんですけど…対応機種は最新のiPad Proに限られるので、無印・Air・miniを使いたい人は第1世代を購入しましょう。
WiFiルーター
先述のとおりWiFi版を購入してしまったためネット回線を繋ぐためのツールが必要になります。
WiFiルーターで使ってるのはFUJISOFTのFS030Wです。
以前SIMを2枚使うことができるAterm MR05LNも使っていたのですが、Atermの方はバッテリー持ちがあまり良くなかったので現在はFUJISOFTのみを使っています。
利用しているSIMはちょっと前までFUJIWiFiを使っていたのですが、こないだKING WiFiを契約してみてしばらく試験中です。
安定性に関してはFUJIWiFiの方が良い気がするのでもしかしたらまたFUJIWiFiに戻るかも。
使っているソフト
WordPress公式アプリ
WordPressでブログをしているのでとりあえず入れてますが、実際の稼働率はそこまで多くありません。
というのも、公式アプリだけで完結しようとすると無理があるので…
何に使うかというとメディアに画像を投入する時くらいでしょうか。
本当に「とりあえず入れている」程度です。
Google ドキュメント
これがメインアプリ。
下書きをGoogleドキュメントで書いて内容をそのまま貼り付けてリリースまで持っていきます。
WordPressの更新でよく使われているアプリとしてよくあがるエディターは複数あります。
例えば→ ここは調べて列挙
私自身上に紹介したアプリやサービスはほとんど使ってみましたが、最終的に辿り着いたのがGoogleドキュメント。
私の場合使ってる端末がiOS・Android・Windows・Mac・ChromeOSと多岐に渡るため、どれでも同じように続きから作業ができるかというのが1番重要なポイント。
そういう視点で作業をした時に、シンプルかつシームレスに下書きを作れるのはGoogleドキュメントが一番楽でした。
灯台もと暗しでした。
Googleドキュメントで見出しも簡単に設定しておけば、WordPressのエディターに貼り付けした時に自動で見出しを認識してくれるので結構楽です。
Googleスライド
図解などを交えた画像をいれる場合はスライドで画像を作ります。
正確に言えば画像作成アプリではないのですが、今までの仕事でプレゼン資料を作ることも多かったため、GoogleスライドやPowerPointなどの資料作成ソフトに慣れているというのが使っている理由かもしれません。
Lightroom
写真が絡む時はこれは外せない。
撮影した写真はLightroomのカタログに全部突っ込んでますので、ブログにアップする写真はiPadから選んで書き出しをした後にWordPressのアプリへアップロードを行います。
とりあえずカタログに突っ込めば「あ、あの写真のデータ家だわ」ってことにもならないので非常に便利です。
ただこのやり方はAdobe CCに契約しないと無理だと思うのでランニングコストが気になる方はご注意を。
GoodNotes
iPad Proを最初に買った時からメモアプリはかなり試しました。
多分有料アプリだけでも数千円使ってるかと。
その中で使いやすかったのがGoodNotesです。
画像に書き込みをしたい時や、内容をまとめる時のメモを書いたりする時に利用しているのでiPadでブログを書くなら外したくないアプリ。
SimpleMind
いわゆるマインドマップ。
情報が煩雑になりそうな記事やペルソナを踏み込んで考えたい時とかに使ってます。
マインドマップ系のアプリは多くありますが、SimpleMindを選んだ理由はPCでもデータを同期して作業できることです。
以前はXmindを使っていたのですが、こちらはクラウドでの同期が出来なくなってしまったため代替サービスとしてSimpleMindを選んだ形です。
最終アップはブラウザから行うのがいい?
「WordPressのアプリがあるんだしわざわざブラウザからアップする理由は?」と思うかもしれませんが、アプリ版だとWordPressに入れたプラグイン系や細かい設定ができないため、どうしてもブラウザでの編集を挟まなくてはいけません。
この辺がアプリでもしっかり対応してくれればワークフローがかなり楽なんですけどね。
そうなる未来はなかなか難しそうです。
ブラウザ版から最終的な装飾などのデザイン関係とページの設定等を行う際に気をつけていただきたいのが、PC版のページをリクエストするということ。
iPadはデフォルトだとPC版で見ることができないのでこの操作は必須。
なんで必須なのかというと、PC版のリクエストをしないと編集画面で上部のバーが隠れてしまうからです。
下の動画はPC版のリクエストをしなかった場合。
バーが隠れしまっているので装飾やパーツを入れたりなどデザイン面での操作ができなくなってしまいます。
ではPC版のリクエストをして開くとどうなるのかというとこんな感じ。
ページをスライドさせてもバーが追従してくるので操作可能です。
当然、純粋なPCで操作した感じにはなりませんが、全く触れることができないよりはかなりマシです。
この時iPadを縦で使っていたのですが、iPad Proなどもう少し大きい端末で利用すれば見え方は改善すると思います。
今後はSafariで作業すればOK?
Appleが今年発表したiPad OSではSafariを使った時にPC版の表示がデフォルトになります。
そのため今回行った作業などは必要ありません。
現在私はChromeをメインブラウザとして利用してますが、iPad OSがリリースされたら作業はSafariに移行するかもしれませんね。
Safariの方がSplit View使いやすいですし。
現在の執筆環境について
今のブログを環境としてはメインがChromebookのC423でサブがiPadです。
デスクトップPCで書くことはほぼありません。
たまにMacBook Proも使いますがChromebookやiPadほど稼働率は高くありません。
ChromebookとiPadの使い分けは単純に荷物を軽くしたいかどうかというところで分けてます。
今日はガッツリ書かことはなさそうだなっていう時はChromebookは持って行きません。
iPadは基本的にいつも持ち歩いているので、Chromebookを持たない時はBluetoothキーボードをカバンに入れて、Chromebookを持って行く時はiPadのみという感じ。
C423はディスプレイが大きくて作業しやすい分、サイズがどうしても大きいためそれなりのカバンがないと持ち運びは厳しいので。
iPadとBluetoothキーボードだけならコンパクトなカバンでも入るので、「作業をするぞ!」っていう気合いとは別にTPOに合わせて変えています。
例えば誰かと遊びに行くって時に大きいデバイス持って行くのはちょっと違うかなと思いますし。
iPadでのブログ更新は慣れると楽になる
最初こそ色々と自分にあった環境(ハード面・ソフト面)を作るのに苦労をしますが、一旦、自分の中で形を作ってしまえば更新作業自体はかなり楽になります。
常にPCを持ち歩いて作業をするという方には「iPadで作業なんて効率悪すぎて論外」と思うかもしれませんが、常にPCを持ち歩かなくてもブログの更新ができるというのはモチベーションの部分でかなり貢献してくれます。
記事書きたいけどPC持ち歩くの面倒だなって時に気軽なiPadという選択肢があることで、「全く作業しない」ではなく「少しだけでも作業が進んだ」になるわけで、作業の進み具合のトータルで考えると結構プラスになると思います。
当然、「今後PCから作業せずiPadだけで編集しろ」って言われたら発狂するかもしれませんが、ブログの更新方法の選択肢としてiPadでの執筆環境を整えておくのはおすすめします。