スマートウォッチは人権を得つつある
スマートウォッチというものが世出始めて結構な年数が経ったこともあり、徐々に生活の中に浸透していると感じています。
私が最初に購入したスマートウォッチはAndroid WearのMotorolaのmoto360(2世代目)でした。
その次にASUSのZenWatch2を購入してしばらくしようしていたので、それなりにAndroid Wear歴も長いです。
当時はまだスマートウォッチはバッテリー持ちも良くなくて一部の新しい物好きのユーザーが使う程度でしたが、最近は前よりも確実にスマートウォッチを着けている方がいます。
特にApple Watch。
日本はiPhoneの普及率が高いので自然とApple Watchが多くなるというのは自然の流れなのかもしれませんが、最近Apple Watchが安いモデルも併売することをし始めたので手が出しやすくなったのかもしれません。
実際にMM総研が行った調査ではスマートウォッチのシェア率はAppleがダントツだったようです。
個人的にはGARMINはもうちょっとシェア率高いイメージがあったのですが、Huaweiの方が高いんですね。
自分の周りではあまり見た記憶がないので意外でした。
Fitbitは結構いるイメージがありますが、外で日常的に着けているのはなくて寝るときだけとかトレーニングをする時だけというのが多いイメージ。
時計マウントは実際にあるのか
もう最近だと「時計でステータスを語るのは古い」とか「時計にそんな高いお金をかけたくない」という方が多いと思いますが、実際のところ時計のマウンティング的な会話は珍しくないかと思います。
ただ、この時計マウントが発生するかどうかというのは環境によってかなり左右される印象があるので、「普通に時計マウントが発生する人」と「全く時計マウントが発生しない人」の二極化になっているのかなと考えています。
今までだと「時計マウンティング的な会話はないけど、憧れとして高級時計がほしい」という中間層も結構いたような感じですが、その割合が減った感じですかね。
仕事柄ある程度高級時計を身に着けておく必要がある人
私の友人でも高級時計の収集などに熱を出したりしているのが数人いますので、彼らと会話する時は自然と「そろそろ高級時計は持っておかないといけない」という発言も飛び出すことはあります。
まあ確かに時計というのは歳を取るにつれて時計としての機能以外の作用を目的に購入することは多くなると思います。
上記の友人も、自分のステータスをアピールしたいというよりは「自分がそれなりの時計を着けることによって相手に安心感を与えるため」と言っていました。
彼の職種的にも金銭的な安定度を見せないと相手が心配するかもなとか思ったので、ある意味高級時計を着けることは仕事をスムーズに進めるためにも理にかなった選択なのかもしれません。
高級時計=ステータスと考えている人
時計マウントで一番イメージしやすいのがこのタイプの人です。
「良い時計を着けている=自分はお金を持っている=ステータスのある人間」という図式です。
良いブランドに対して「いつかお金ができたら持ちたいな」と考えるのは時計に限らずよくある話なので、個人的には好きなら着ければいいじゃんと思うのですが、マウントを取ってくるとなると少し厄介です。
単純に「この時計良いよね!」くらいなら許容範囲ですが。
時計マウントは少なくなったが無いわけじゃない
実際に時計マウントを取る人は以前よりも少なくなったのかと思いますが、上記のように完全になくなったわけじゃないです。
時計を自慢したいというわけではなく「良かれと思って」高級時計を買うことを勧められるケースも多々あります。※1実際に私自身もそのように勧められた経験はあります。
この場合は本質的にマウンティングというわけではないですが、会話の流れ的にはマウンティングに近いものになりますし、高級時計に興味がない人にとっては不快な気持ちになることも少なくないと思います。
スマートウォッチを着けていると高級時計に対して興味が薄まる
最初にお話したとおりスマートウォッチ、特にApple Watchに関しては認知度も高くなっていますので、以前よりも認められてきた気がします。
そのため、Apple Watchを着けていると「お、Apple Watchか」と言われてそのまま時計トークをしたりするのですが、流れで高級時計を勧められたとしても「いやー、Apple Watchの機能ヘビーに使ってるんで普通の時計に戻れないです」と言えば大抵の場合「なるほど、そうなんだ」という感想で終わりますし、実際に私個人としてもそういう感想なので高級時計に対しての興味はかなり薄くなったと思います。
ちなみに、私個人としてブランド物は全く興味がないわけではないので、おそらくスマートウォッチに手を出していなかったらそれこそ高級時計を集めていた可能性があります。
ただ、上記のようにApple Watchの機能を日常生活の中にガッツリと組み込んでしまっているので、それらの機能が使えない時点でいくら憧れがあるブランドの時計だとしても選択肢から外れるわけです。※2一応Apple Watchの中にも高級路線タイプはありますけど、Apple Watchには変わりないしそこには物欲が出ませんでしたね。
結果として、自動的に自分自身も時計マウントが起きる呪縛から逃れられて、周りからマウント取られてもさほど「高級時計良いなあ」と感じることはなくなりました。
ちなみにApple Watchの中にもグレードはあって超高級なApple Watchも販売はされているのですが、同じApple Watchですしそこでマウンティングをしてくる方は流石に見たことがないですね。※3というか、そういう類のApple Watchを購入した人にいまだ会ったことがないというだけなのかもしれませんが
Apple Watchは廉価版のモデルだと3万円前後ですし、それで数年間使って下取り出して新しいのを購入するというサイクルを作ればそこまで大きな出費ではありません。
Apple Watchは最新のモデルを買ったとしても、そもそも限られたディスプレイサイズでできることは少ないので、よっぽど新しい機能で使いたいものがない限り型落ちモデルで十分だと思います。
次のアップデートでiPhoneでもMacと同じようにApple Watchでのロック解除機能がつくとかいう噂もありますし、Apple製品を持っているならいろいろなメリットが今後も出てきそうですね。